明治聖徳記念学会紀要 復刊第52号
―特集 祭礼と芸能―
著者 | 明治聖徳記念学会編 | |
定価 | 2200円(10%税込) | |
本体 | 2000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成27年11月3日 | |
ISBN | 9784764606524 | |
ページ数 | 546頁 |
学界・論壇の第一線で活躍する研究者から寄せられた興味深い論考を多数収録。
目次
【巻頭言】日本人の宗教感覚を大切に〔小島美子〕
【論文】
神事と藝能 史傳の束縛と想像の自由―謠曲『三輪』の場合―〔小堀桂一郎〕
「民俗藝術」の発見―小寺融吉の学問とその意義―〔鈴木正崇〕
近代日本学者の神道論―その系譜的一考察―〔佐藤一伯〕
伊勢地方の神事芸能―カミの表象と獅子舞―〔櫻井治男〕
神事としての獅子舞〔雨宮久美〕
江戸・東京の祭礼文化―江戸天王祭を中心に―〔岸川雅範〕
一乗谷の祭礼芸能と年中行事―伝統行事に息づく朝倉文化―〔宮永一美〕
神社祭礼と演劇―氏子が演じる歌舞伎―〔濱千代早由美〕
江戸時代の雅楽の伝承―楽壇と楽人のアイデンティティの観点から―〔寺内直子〕
修祓に関する一考察―「神社祭式」の制定過程を中心に―〔星野光樹〕
泉涌寺における明治期「霊明殿」の成立―皇室祭祀と御寺泉涌寺の関係―〔石野浩司〕
神衣奉献の意義〔竹内雅之〕
渡辺幾治郎の新皇室論―特に『皇室新論』を中心として―〔堀口 修〕
明治時代の勲章授与式〔刑部芳則〕
筧克彦の未公刊書籍『惟神大道』について〔中道豪一〕
今泉定助の「成る」について―日本語「なる」との比較を通して―〔川島啓介〕
Gedanken zu den im Meiji-Schrein verehrten kami〔中野裕三〕
【シンポジウム】
祭礼と芸能〔山路興造・福原敏男・岸川雅範・小島美子・髙山茂・茂木栄〕
【研究ノート】
井上頼寿「八瀬祭を観るの記」と研究資料 ―國學院大學図書館所蔵・井上氏旧蔵資料を用いて―〔大東敬明〕
【講演】
昭和戦前期における学校教育改革〔井上兼一〕
内侍所御神楽と堀河天皇〔中本真人〕
【随想】
私の祭り、芸能研究の軌跡〔宮家 準〕
里神楽〔市川 修〕
一出版人から見た本田安次先生〔中藤政文〕
【紹介】〔企画・編集委員会〕
平泉澄著・日本学協会編『平泉澄博士神道論抄』/堀口修著『関東大震災と皇室・宮内省』/佐藤一伯著『世界の中の神道』/吉野亨著『特殊神饌についての研究』/田口祐子著『現代の産育儀礼と厄年観』/中野裕三著『祭神論 神道神学に基づく考察』/加瀬直弥著『平安時代の神社と神職』/鎌田純一著『慎みて怠ることなかれ』/阪本是丸著『神道と学問』
【翻刻】
迎鑾紀事(栗田勤編纂)〔半田竜介〕
【彙報】
【あとがき】〔茂木 栄〕