明治聖徳記念学会紀要 復刊第51号
――特集 大正・昭和前期の神道と社会――
著者 | 明治聖徳記念学会編 | |
定価 | 2200円(10%税込) | |
本体 | 2000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成26年11月3日 | |
ISBN | 9784764606517 | |
ページ数 | 608頁 |
目次
【巻頭言】特集号に寄せて 昭和天皇の時代〔伊藤隆〕
【論文】
大正時代の村社昇格運動と地域社会―群馬県佐波郡茂呂村下茂呂千本木神社の場合―〔時枝務〕
島薗進「国家神道」論再考 ―内務省神社局編『国体論史』(大正十年一月)の意味するものは何か―〔新田均〕
支那事変勃発前後における英霊公葬問題〔藤田大誠〕
神祇院の成立過程の研究〔鈴木紀彦〕
昭和期神道理解の二局面 ―鈴木大拙と和辻哲郎―〔小堀桂一郎〕
折口信夫の神道論 ノート〔新谷尚紀〕
外宮祭神観の変遷 〔中野裕三〕
二荒芳徳の思想と少年団運動〔昆野伸幸〕
筧克彦「日本体操」の理論と実践〔中道豪一〕
実像としての宮地嚴夫の活動 〔黒田宗篤〕
日本精神論と国民道徳論 ―河野省三・村岡典嗣の学説を中心として―〔髙野裕基〕
労働法学者・孫田秀春と『日本國家科學大系』『國體の本義解說大成』〔東郷茂彦〕
「貞明皇后実録」の編修について〔堀口修〕
昭和初期の皇族軍人の政治的活性化〔小田部雄次〕
国民学校における教育理念の再検討〔井上兼一〕
日本国憲法と明治憲法 ―表現の観点から―〔安保克也〕
【シンポジウム】
大正・昭和前期の神道と社会〔島薗進・菅浩二・昆野伸幸・新田均・阪本是丸〕
【講演(論文)】
昭憲皇太后と「女学」をめぐる明治の女性たち ―『女学雑誌』を中心に―〔小平美香〕
特別高等警察と「国家神道」 ―近代国家のアポリアを踏まえて―〔小島伸之〕
【研究ノート】
社会的神道と他界的神道について〔津城寛文〕
護國神社と賀茂百樹〔坂井久能〕
日露戦争後の日本赤十字社殉職救護員の靖國神社合祀〔河合利修〕
昭憲皇太后大喪儀葬場殿趾碑の建立について〔藤本頼生〕
【随想】
大正後期・昭和初期の日本社会と宮中 ―デモクラシー潮流と牧野伸顕の対応―〔茶谷誠一〕
【論壇】
世界思想としての国体論と世界皇化〔荒谷卓〕
【書評】
井上智勝著『吉田神道の四百年―神と葵の近世史―』〔松本久史〕
【紹介】 〔企画・編集委員会〕
小堀桂一郎著『森鷗外』/櫻井治男著『日本人と神様』/小川原正道著『日本の戦争と宗教』/打越孝明著・竹崎恵子写真・明治神宮監修『昭憲皇太后のご生涯』/明治神宮監修『昭憲皇太后実録』/小平美香著『昭憲皇太后からたどる近代』/今泉宜子著『明治日本のナイチンゲールたち』/音羽悟著『悠久の森』/木村靖二『第一次世界大戦』/北海道神宮・國學院大學研究開発推進センター編『北海道神宮研究論叢』
【翻刻】
みちのつと(小池道子著)〔髙野裕基〕
【総目録】
財團法人明治聖徳記念學會紀要総目録
加藤玄智博士記念学会神道研究紀要総目録
明治聖徳記念學會紀要(復刊)総目録
【彙報】
【あとがき】 〔阪本是丸〕