明治聖徳記念学会紀要 復刊第49号
―特集 明治天皇とその時代―明治天皇崩御百年・明治天皇御生誕百六十年―
著者 | 明治聖徳記念学会編 | |
定価 | 2200円(10%税込) | |
本体 | 2000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成24年11月3日 | |
ISBN | 9784764606494 | |
ページ数 | 512頁 |
巻頭言一編、特集論文五編、論文八編、誌上講演一編、講演録二編、随想三編、書評論文一編、図書紹介二十点等を収録。
目次
【巻頭言】世界史から見た明治時代〔小堀桂一郎〕
【論文】
Ⅰ
明治精神史への一の提案―御製と詔書に則しての構想―〔小堀桂一郎〕
静岡県の明治天皇聖蹟〔小田部 雄次〕
明治天皇の国史に対するご認識について―神武天皇から南北朝期までの人物評価を中心に―〔勝岡寛次〕
宮中顧問官長崎省吾が語る明治天皇―昭和二年一〇月一一日実施の談話聴取から―〔堀口修〕
青山葬場殿から明治神宮外苑へ―明治天皇大喪儀の空間的意義―〔藤田大誠〕
Ⅱ
本居宣長とヤーコプ・グリム―二つの《国学》―〔堅田剛〕
石門心学者川尻宝岑の教育勅語衍義書をめぐって〔三宅守常〕
地方神職会会報にみられる神宮大麻頒布の諸相〔藤本頼生〕
吉田家の諸社研究における家記利用について―『諸神根源抄』と『吉田家日次記』の関わりを中心に―〔新井大祐〕
大成教禊教の成立過程と変遷〔荻原稔〕
筧克彦の神道教育―その基礎的研究と再評価への試み―〔中道豪一〕
近代祭祀制度における特殊神饌の取り扱いについて―香取神宮・彌彦神社を例に―〔吉野亨〕
近代神社行政における神社境内の公園的性格〔河村忠伸〕
【シンポジウム】
明治天皇とその時代―明治天皇崩御百年・明治天皇御生誕百六十年―〔伊藤之雄・武田秀章・堀口 修・ジョン ブリーン・櫻井治男〕
【講演】
明治仏教と西洋文明―西本願寺の西洋視察―〔戸浪裕之〕
明治の御歌所歌人―明治短歌史における旧派と新派―〔宮本誉士〕
【誌上講演】
教育勅語と建国の思想〔佐藤一伯〕
【随想】
御製に示された遊びの伝統〔岡野弘彦〕
私の好きな国「日本」、尊敬する人「明治天皇」〔ドナルド・キーン〕
明治天皇の和歌に関して〔中澤伸弘〕
【書評論文】
ジョン・ブリーン著『儀礼と権力―天皇の明治維新』を吟味する―「語り」によって隠されたものは何か―〔新田均〕
A Critique of Girei To Kenryoku: Tenno Meiji Ishin (Ritual and Power: The Emperor's Meiji Restoration) by John Breen―What "Narrative" Conceals 〔Hitoshi Nitta〕
【書評】
渡邉卓著『「日本書紀」受容史研究―国学における方法―』〔松本丘〕
宮本誉士著『御歌所と国学者』〔上西亘〕
板井正斉著『ささえあいの神道文化』〔室田一樹〕
【紹介】〔企画・編集委員会〕
小田部雄次著『昭憲皇太后・貞明皇后』/小堀桂一郎著『「國家理性」考』/伊藤之雄著『昭和天皇伝』/古川隆久著『昭和天皇』/西川誠著『明治天皇の大日本帝国』/藤田覚著『近世天皇論』/犬塚孝明著『海国日本の明治維新』/松浦光修編訳『【新訳】留魂録』/伊藤隆著『評伝 笹川良一』/伊藤哲夫著『教育勅語の真実』/岡野弘彦・金美齢・高橋史朗・畠山圭一・松浦光修・竹田恒泰著『君たちが、日本のためにできること』/明治維新史学会編『講座 明治維新』第四巻/小川原正道著『福澤諭吉の政治思想』/西澤直子著『福澤諭吉と女性』/徳田武著『朝彦親王伝』/國學院大學研究開発推進センター編『共存学』/明治神宮監修・米田雄介編『明治天皇とその時代』/勝岡寛次著『明治の御代』/打越孝明著『絵画と聖蹟でたどる明治天皇のご生涯』/神社本庁編『靖国神社』
【彙報】〔事務局〕
【あとがき】〔櫻井治男〕