藤田幽谷のものがたりIII
著者 | 梶山孝夫著 | |
定価 | 990円(10%税込) | |
本体 | 900円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成29年11月15日 | |
ISBN | 9784764601338 | |
ページ数 | 124頁 |
後期水戸学の中心的存在であり水戸学の本流であった藤田幽谷の、さらなる位置付けを試みる
稀代の歴史家である藤田幽谷と師立原翠軒との間柄を縦の関係としますと、館僚の青山雲龍とのそれは横の関係といえましょう。横の関係はお互いが忌憚のない意見を交換し、切磋琢磨できる間柄にありますが、幽谷と雲龍はまさにそのような関係であろうと思います。本書はその横の関係に注目して、この両者を歴史家としての位置づけから考えてみたものです。(「まえがき」より)目次
まえがき一 二人の歴史家
二 雲龍の送序文
三 国史の事を論ず
四 国史の事を論ず(続)
五 国史の事を論ず(続々)
六 『文苑遺談』
七 『皇朝史略』の序
八 『皇朝史略』の序(続)
九 『皇朝史略』の成立
十 『皇朝史略』の書名
十一 『皇朝史略』の書名(続)
十二 『皇朝史略』の書名(続々)
十三 『皇朝史略』の史論
十四 『皇朝史略』の史論(続)
十五 『皇朝史略』の史論(続々)
十六 幽谷の雲龍に贈る詩
十七 豊神童の歌
十八 幽谷と雲龍における学問形成の由来
あとがきにかえて―春秋論の考察―
著者略歴
梶山孝夫(かじやまたかお)昭和26年 茨城県生
大学卒業後茨城県内の私立学校に奉職、平成24年3月退職
現在 水戸史学会理事
温故学会顧問
稲敷市文化財保護審議会委員
博士(文学)
主要著書 新版佐久良東雄歌集(錦正社)
水戸の國學―吉田活堂を中心として―(錦正社)
水戸派国学の研究(臨川書店)
大日本史と扶桑拾葉集(錦正社)
現代水戸学論批判(錦正社)
大日本史の史眼―その構成と叙述―(錦正社)
藤田幽谷のものがたり(錦正社)
藤田幽谷のものがたりⅡ(錦正社)
安積澹泊のものがたり(錦正社)