会沢正志斎の生涯
著者 | 安見隆雄著 | |
定価 | 2530円(10%税込) | |
本体 | 2300円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成28年5月20日 | |
ISBN | 9784764601260 | |
ページ数 | 228頁 |
後期水戸学の大成者会沢正志斎の生涯に迫る
明治新政府の組織・制度の確立に大きな役割を果たした『新論』の著者にして彰考館の総裁・弘道館の総教であった会沢正志斎が水戸藩政に果たした功績とは。天保の改革を積極的に推進し、「天下の魁」として水戸藩の名声を高めた経世家としての一面も明らかにし、明治維新直前という激動の時代を生き抜いた正志斎八二年の生涯を繙く。水戸藩の幕末・維新史としても必読の書。パンフレット(PDF)
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- 「神社新報」(2016年7月4日付夕刊)6面【新刊】欄
目次
口絵 会沢正志斎肖像はじめに
一 会沢正志斎の誕生とその家庭
二 藤田幽谷に学ぶ
三 青藍舎の教育
四 彰考館に仕官
五 父母の逝去と結婚
六 イギリス人、大津浜上陸事件
七 『新論』の執筆
八 名藩主・斉昭の登場
九 天保の改革
十 弘道館の創設
十一 弘化甲辰の変
十二 正志斎塾の隆盛と将軍の表彰
十三 開国、ペリーの来航と斉昭の幕政参与
十四 継嗣問題と修好通商条約の調印
十五 勅諚(戊午の密勅)降下
十六 安政の大獄
十七 桜田門外の変
十八 「時務策」を著し開国を論ず
十九 晩年の正志斎
おわりに
[付録]
一 正志斎関係年譜
二 参考文献等
著者略歴
昭和33年3月 茨城県立水戸第一高等学校卒業同37年3月 茨城大学文理学部文学科(史学専攻)卒業
同37年4月~ 同県立高等学校教諭(多賀・高萩・日立第一・水戸第一)
同59年4月~ 同県立歴史館、史料部史料室勤務(主任研究員、史料室長)
平成2年4月~ 同県立高校教頭(那珂・那珂湊第二)
同6年4月~12年3月 同県立高校校長(下館第二・大洗・水戸第一)
同12年4月~16年3月 学校法人・明秀学園日立高等学校・理事・校長
※主な役職等 水戸史学会副会長。茶道裏千家専任講師(茶名・宗隆)。合気道3段。(株)ワイ・ティ・ビィ(カリスマ倶楽部・セラピスト)。
※主要著書等 『水戸光圀と京都』(水戸史学選書、錦正社、平成12年)、『水戸斉昭の「偕楽園記」碑文』(水戸の碑文シリーズ5、錦正社、平成18年)。その他『水戸史学』、『水戸学講座』に論文掲載。
※表彰等 平成11年11月29日 文部大臣表彰「教育賞」。参内、拝謁。
同22年4月29日 瑞寳小綬章受賞。参内、拝謁。