明治聖徳記念学会紀要 復刊第45号
―特集「維新と伝統」―
著者 | 明治聖徳記念学会編 | |
定価 | 2200円(10%税込) | |
本体 | 2000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成20年11月3日 | |
ISBN | 9784764606456 | |
ページ数 | 516頁 |
論文(14本)の他、シンポジウム、講演、資料、研究ノート、随想、書評、紹介、翻刻「明治孝節録」(巻三・巻四)などを収録した明治聖徳記念学会の機関誌。
目次
【巻頭言】特集号に寄せて―明治維新百四十年・本会再発足二十年に思う―〔鎌田純一〕
【論文】
Ⅰ
維新と傳統―兩概念の相互關係及びその綜合―〔小堀桂一郎〕
古風長歌の復興とその凋落〔中澤伸弘〕
維新期「宮中三殿」成立史の一考察―毎朝御拝「石灰壇」祭祀の終焉として―〔石野浩司〕
夜明け前の御嶽山―御嶽神社と明治維新―〔中山郁〕
山陵修補事業にみる維新と伝統―蒲生君平の谷森善臣に対する影響を含めて―〔阿部邦男〕
Ⅱ
明治天皇の御修学〔近藤啓吾〕
新渡戸稲造における維新と伝統―日本論・神道論を手がかりに―〔佐藤一伯〕
伊東忠太と「日本建築」保存〔清水重敦〕
「明治天皇紀」編修をめぐる宮内省臨時編修局総裁人事問題と末松謙澄〔堀口修〕
Ⅲ
柳田國男の神道研究〔茂木栄〕
入澤宗壽の神道教育―神道教育の類例化への試み―〔中道豪一〕
「禊教本院」の展開〔荻原稔〕
明治神宮の復興〔大丸真美〕
【シンポジウム】
維新と伝統―近代日本の〈宗教〉―〔島薗進・山口輝臣・菅浩二・武田秀章〕
【講演】
近代の国民教化と三条教則―『三条教則衍義書資料集』(全二巻)刊行に寄せて―〔三宅守常〕
福沢諭吉における維新と伝統〔小川原正道〕
【資料】
近代における祭神・由緒の考証に関する一事例―大崎昌庸『神田神社由来 全』の史料紹介を通して―〔岸川雅範〕
【研究ノート】
平田篤胤の医学哲学〔市川修〕
【随想】
明治を開いた人々を作り上げたもの〔舩橋晴雄〕
花くはし…―明治天皇御製と義烈二公の遺勲―〔照沼好文〕
維新からのよき伝統―明治天皇幸手行在所と埼玉県への地方巡幸今昔―〔大熊晋一〕
明治天皇と東郷平八郎―日本海海戦前夜のエピソード―〔嶋田耕一〕
尊皇の心情研究―三島由紀夫の「英霊の声」と葦津珍彦の怨霊鎮めの評―〔稲葉稔〕
【書評】
高木博志著『近代天皇制と古都』〔藤田大誠〕
安丸良夫著『文明化の経験―近代転換期の日本―』〔宮本誉士〕
阪本是丸著『近世・近代神道論考』〔西岡和彦〕
藤田大誠著『近代国学の研究』〔遠藤潤〕
遠藤潤著『平田国学と近世社会』〔中川和明〕
【紹介】〔企画・編集委員会〕
【翻刻】
明治孝節録 巻三・巻四(近藤芳樹編)〔宮本誉士〕
【彙報】〔事務局〕
【あとがき】〔松本久史〕