水戸烈公と藤田東湖『弘道館記』の碑文
著者 | 但野正弘著 | |
定価 | 1100円(10%税込) | |
本体 | 1000円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成14年8月15日 | |
ISBN | 9784764602618 | |
ページ数 | 120頁 |
天下の名文『弘道館記』碑文の解説書
『弘道館記』は、幕末の水戸藩に創立された総合大学「弘道館」の、建学の精神を格調高く天下に宣言したものである。◆『弘道館記』の原文と書き下し文・平易な現代語訳と語釈
◆「弘道館」創設と『弘道館記』の成立事情を説き明かす
◆日本を愛した英国貴族出身の本尊美利茶道(ポンソンビリチャド)博士の英訳文を付載
目次
まえがき第一章 『弘道館記』の原文と書き下し文
第二章 『弘道館記』の現代語訳と語釈
第三章 藩校弘道館の創設と『弘道館記』の撰文
一、藩校弘道館の創設と烈公徳川斉昭
【弘道館創設の理念】
【学校創設の構想目標】
二、『弘道館記』の起草と記碑の建立
【藤田東湖『弘道館記』を起草】
【館記草案の校訂】
【『弘道館記』碑の建立】
三、「弘道館」開館に向けて
【建設の経過 ②】
【仮開館式挙行】
四、弘道館の教育と施設規模
【文武の教職員】
【規模・施設の概要】
【修学年限と教育課程】
第四章 その後の水戸藩と弘道館
あとがき
〔付録〕ポンソンビ博士(本尊美利茶道)/英訳文『弘道館記』
"KODOKWANKI"
TRANSLATED BY RICHARD PONSONBY FANE,LL.D.
著者略歴
但野正弘[タダノマサヒロ]昭和15年(1940)茨城県水戸市に生まれる。昭和34年3月茨城県立水戸第一高等学校卒業。昭和38年3月茨城大学文理学部文学科(史学専攻)卒業。昭和38年4月~昭和44年3月静岡県浜松日体高等学校教諭。昭和44年4月~平成13年3月茨城県立岩瀬高校・同水戸第一高校・同茨城東高校の各教諭を歴任。平成13年4月~現在(千葉県)植草学園短期大学教授。
水戸史学会理事・事務局長、(財)日本学協会理事。(財)水府明徳会評議員