原伍軒と『菁莪遺德碑』
著者 | 久野勝弥著 | |
定価 | 1320円(10%税込) | |
本体 | 1200円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成17年4月1日 | |
ISBN | 9784764602670 | |
ページ数 | 118頁 |
原伍軒(原市之進)の生涯と業績を知る
原伍軒(原市之進)は将軍慶喜に従って兵庫開港を主張し、若くして京都で惨殺され悲劇的にその生涯を終えただけの人物ではない!水戸偕楽園の一画に建つ原伍軒の顕彰碑『菁莪遺德碑』の碑文によって藤田東湖亡き後の水戸藩を代表する人物・原伍軒の生涯と業績を解説し、その歴史的位置を考察する。
目次
はじめに第一章 伍軒原先生碑(菁莪遺德碑)の原文と訓み
第二章 碑文の筆者と篆額の筆者
第三章 碑文の意訳と解説
【参考一】 故幕府監察原君碑銘
【参考二】 講学約束
【参考三】 勅書返納不可十条
【参考四】 原伍軒先生年譜略(綿引東海編)
あとがき
著者略歴
久野勝弥[クノカツヤ]笠間市出身
昭和31年3月 茨城県立水戸第一高等学校卒業
昭和35年3月 茨城大学教育学部中等教育科(日本史専攻)卒業
昭和35年5月 公立学校教諭(鹿島郡鉾田町鉾田第一中学校勤務)
昭和37年4月 県立下館第一高等学校教諭
昭和42年4月 県立水戸第二高等学校教諭(この間海外長期研修一か月アメリカ、カナダ等)
昭和55年4月 県立歴史館研究員(この間東京大学史料編纂所一か月研修)
昭和58年4月 県教育庁文化課(文化財保護主事・文化財第一係長)
昭和63年4月 県立水戸農業高等学校教頭
平成 2年4月 県立常北高等学校教頭
平成 5年4月 県立大宮高等学校校長
平成 7年4月 県立太田第一高等学校校長
平成 8年4月 県立水戸第三高等学校校長
平成10年3月 定年退職 同年4月 県立教育研修センター研究調査員(非常勤)
平成12年4月 県立教育研修センター契約期限退職
平成11年2月 NHK地方文化功労賞受賞(最後の将軍徳川慶喜制作に協力)
※ 現職 水戸史学会副会長 茨城県郷土文化研究会副会長
※ 著書 「他藩士の見た水戸」(編著 錦正社)、「水戸義公伝記逸話集」(共著 吉川弘文館)、「水戸の洋学」(共著 柏書房)、「茨城の歴史散歩」(共著 山川出版)、「藤田幽谷の研究」(共著 編纂会)、「諸国人物誌」(共著 東洋書院)、「常陸路の歴史散歩」(茨城県観光物産課)など