世界の中の神道
著者 | 佐藤 一伯 著 | |
定価 | 990円(10%税込) | |
本体 | 900円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成26年10月8日 | |
ISBN | 9784764601192 | |
ページ数 | 96頁 |
近代日本の神道論を分り易く纏めた一冊
著者が長年研究してきた近代日本の神道論に関する論文をベースに三章に分けて誰にでも理解しやすいよう再編集。第一章「世界の中の神道」では、近代の日本学者:W・G・アストンや新渡戸稲造、加藤玄智らの神道論を中心に紹介。
第二章「明治の聖徳」では、明治神宮の御祭神、明治天皇・昭憲皇太后の聖徳のうち、「五箇条の御誓文」、「教育勅語」、唱歌「金剛石」など、近代の神道の教えとして重要なものを中心に解説。
第三章「神社と崇敬」では、明治神宮、靖国神社、護国神社、および御嶽山御嶽神明社など、近代に創建ないし再興した神社を中心に述る。
※本書の売り上げの一部は、東日本大震災復興応援事業と、御嶽山支援事業の義捐金として「おんたけさん友だちネット」事業を通じて寄附致します。
本書が紹介されました
- 「神社新報」(2015年3月16日)6面【新刊】欄
目次
まえがき第一章 世界の中の神道
一 初詣の意義―明治改暦と日本の正月―
二 平和と生活の道―GHQの神道観―
三 農業国民の宗教―W・G・アストンの神道観―
四 サムライの心―新渡戸稲造の神道観―
第二章 明治の聖徳
五 明治維新と「五箇条の御誓文」
六 明治天皇の「教育勅語」
七 昭憲皇太后の坤徳と「金剛石」
八 明治神宮の源流としての聖徳
九 明治の聖徳とインスピレーション
第三章 神社と崇敬
十 近代東京の神社創建と慰霊・顕彰・崇敬―明治神宮と靖國神社―
十一 明治・大正の招魂社案内記―靖國神社・護國神社の由緒と文芸―
十二 加藤玄智の神道研究に学ぶ―戦後の著述を中心に―
十三 御嶽山御嶽神明社と岩手神明講
あとがき
著者略歴
佐藤一伯(さとう かずのり)昭和44年、岩手県生まれ。岩手大学人文社会科学部日本思想史専攻卒業。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程修了。明治神宮権禰宜・主任研究員を経て、現在、御嶽山御嶽神明社宮司。國學院大學研究開発推進機構共同研究員。岩手県神社庁研修所講師。博士(神道学)。
主要著書
『明治聖徳論の研究―明治神宮の神学―』(平成23年度神道宗教学会賞)