英米世界秩序と東アジアにおける日本
―中国をめぐる協調と相克 一九〇六~一九三六―
著者 | 宮田 昌明 著 | |
定価 | 10780円(10%税込) | |
本体 | 9800円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成26年9月3日 | |
ISBN | 9784764603394 | |
ページ数 | 896頁 |
日本の外交史研究の可能性に挑む大作
二十世紀前半の日本の中国外交と世界意識、英米の世界戦略と東アジア外交、各国の内政、外交、通商、移民、安全保障の交錯を緻密に描くパンフレット(PDF)
目次
はじめに序章 自由主義の理念と制約される世界
第一部 対等の地位を目指して
第一章 桂園時代の国家的展望
第二章 同盟外交と通商条約改定交渉
第三章 革新主義時代のアメリカ
第四章 辛亥革命、大正政変とその後の内外情勢の緊迫化
第五章 第一次世界大戦期の日本の中国外交
第六章 第一次世界大戦期の日米関係
第七章 国際連盟の創設
第二部 国際的自立と内外融和への模索
第八章 ワシントン会議から排日移民法の成立へ
第九章 戦後イギリスの政治理念と外交、帝国戦略
第十章 日本における政党内閣と内外政策の転換
第十一章 北京関税特別会議と北伐への対応
第十二章 陸軍改革運動と張作霖爆殺事件
第十三章 米英日の新政権と世界恐慌下の内外政策
第十四章 治外法権撤廃交渉
第三部 広域経済圏形成の中で
第十五章 満州事変の勃発
第十六章 満州事変期の政治、経済再編と対外関係
第十七章 満州事変後の対中国政策
第十八章 帝国領域としての満州国
第十九章 イギリス自由主義とアメリカ自由主義の相克
第二十章 陸軍派閥対立と華北分離工作
終章 二十世紀前半の英米世界秩序と日本
注記
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索引
詳細目次(PDF)
著者略歴
宮田 昌明(みやた まさあき)1971年 石川県生まれ
1994年 京都大学文学部史学科卒業
1999年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学
2013年 京都大学博士(文学)
現在 一燈園資料館「香倉院」(一般財団法人懺悔奉仕光泉林付属)勤務