元寇役の回顧
―紀念碑建設史料―
著者 | 太田弘毅編著 | |
定価 | 7480円(10%税込) | |
本体 | 6800円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成21年11月18日 | |
ISBN | 9784764603301 | |
ページ数 | 366頁 |
元寇紀念碑建設運動と護国運動に史料面から光を当てた貴重な一冊
元寇紀念碑建設運動とは、湯地丈雄を主唱者として明治時代に元寇役(蒙古襲来)を回顧し〝歴史の教訓"を得て、護国思想の高揚を図るため、亀山上皇銅像の建設に伴いなされた一大国民運動である。元寇紀念碑建設運動を推進し、後半生を捧げた湯地丈雄。その運動を助けた矢田一嘯画伯や佐野前励師。彼らや元寇紀念碑建設に関連する各種文献・絵画・伝記・音楽等の史料を一同に纏め収録。
目次
第一部 概観的史料第二部 工事過程史料―計画発表から完工除幕式まで―
第三部 幻灯史料―初期の講演会は幻灯を携行―
第四部 図版史料―ハイライトシーンと蒙古全盛之帝王名臣図―
第五部 絵画史料 十四枚の大油絵―パノラマ画・テンぺラ画―
第六部 絵画関連史料
第七部 音楽史料
第八部 護国運動の諸相
第九部 湯地丈雄略伝と、建碑運動を助けた矢田一嘯画伯・佐野前励師の軌跡
付編 論文
湯地丈雄の護国教育―元寇役史を通しての啓蒙運動―
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著者略歴
太田 弘毅(おおた こうき)昭和14年 仙台市生まれ
昭和38年 早稲田大学第一文学部東洋史専修卒業
昭和40年 同大学大学院文学研究科東洋史(修士課程修了)
同 年 海上自衛隊第一術科学校教官(普通学としての歴史担当)
平成3年 東北女子短期大学教授(歴史学担当)
平成4年 東北女子大学教授(歴史学・アジア史概説担当)
平成17年 同校を定年退職、現在に至る
学会
軍事史学会理事
松浦党研究連合会学術顧問
主著
『蒙古襲来―その軍事史的研究―』(〈錦正社史学叢書〉、錦正社、平成九年一月)