日本の軍事革命
著者 | 久保田正志著 | |
定価 | 3740円(10%税込) | |
本体 | 3400円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成20年12月1日 | |
ISBN | 9784764603271 | |
ページ数 | 280頁 |
ジェフリー・パーカーの「軍事革命」論は日本にも当てはまるのか?
鉄炮の伝来・普及に端を発した日本の軍事上の変革が戦国時代から近世初期にかけての社会制度にどのような影響をもたらしたのか。ヨーロッパとの比較から日本の戦国時代の特性をあぶり出す。目次
目次序章 軍事革命論と本書の問題意識
第一章 日本の槍戦術の推移と特徴―ヨーロッパの戦例との比較から―
第二章 銃兵の訓練と常備兵化
第三章 近世初期までの日本での大砲使用
第四章 鉄砲による山城の弱体化と城郭立地の変遷
第五章 鉄砲の普及による野戦の決定力の上昇と大名勢力圏の拡大の促進
第六章 兵農分離の進展とその要因
第七章 近世初期の日本の兵站・輜重隊の整備とその限界 ―ヨーロッパとの比較から―
第八章 近世城郭築城に関わる作業量の増大と大名財政
第九章 大名における軍事要員雇用態様の変化と財政
終章 本書の結論・日本の軍事革命の態様について
あとがき
索引
詳細目次(PDF)
著者略歴
久保田 正志(くぼた まさし)著者略歴
昭和38年 東京生
昭和63年 東京大学法学部卒業
在学中東京大学戦史研究会所属、同会第三代会長
平成9年 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了
法学修士
現 在 特定非営利活動法人城塞史跡協会理事長
主な著作
『ハプスブルク家かく戦えり―西欧軍事史の一断面―』(錦正社、2001年)