真珠湾
―日米開戦の真相とルーズベルトの責任―
著者 | G・モーゲンスターン著 渡邉 明訳 |
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定価 | 3300円(10%税込) | |
本体 | 3000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成11年12月8日 | |
ISBN | 9784764603127 | |
ページ数 | 560頁 |
真珠湾の悲劇を正しく理解する貴重な記録を、本邦初訳
真の開戦責任が日本ではなく、ルーズベルトにあった!真珠湾の悲劇を正しく理解する貴重な記録を、本邦初訳!
●「真珠湾は責任の研究である。」
それは、いかに政府の僅かな指導者たちが、国家の政策をまるで私的なたくわえのように処理していたかを詳細に映し出している。彼らの意志決定は戦争が終わってしまってから、アメリカ国民に発表された。それでも当局の秘密のカーテンの背後でなされた多くのことの片鱗がうかがえるに過ぎない。
●「アメリカはズルズルと、戦争にはまっていったのではない。」系統だった図式の進路に沿っていた。調査委員会報告の中で最も注意を引く所説はこれである。
●「アメリカの指導者たちは、戦争が近づいたときの、日本政府中枢の真意と秘密構想を、一連の傍受電報の暗号解読によってあたかも御前会議に列席しているかの如く知っていた。」
●本書はアメリカがどのように第二次世界大戦に入っていったかの実録的物語である。真珠湾の大惨害に至った秘密外交と軍事の陰謀の記録がここにある。
●また、99年5月ニューヨークタイムズ紙が「真珠湾の司令官が汚名を返上」と報じた。真珠湾の備えを怠ったとして退役させられたキンメル提督らの名誉回復を米上院が決議したという。本書の正当性をアメリカ自らが証している。
目次
第1章 戦争第2章 新高山登レ
第3章 日の丸
第4章 スケープゴート
第5章 艦隊基地
第6章 敗北の青写真
第7章 裏口からの参戦
第8章 A、B、C、D
第9章 洋上会議
第10章 日本穏健派の最期
第11章 開戦日を目ざす対日外交
第12章 マジック
第13章 危機切迫の前兆
第14章 東の風、雨
第15章 見えざる風にしばられて
第16章 「べし-べからず」警告
第17章 知れ渡った開戦の切迫
第18章 失敗の様相
第19章 日本、アメリカのジレンマを解決
第20章 誰の罪か
註
付録
索引