蒙古襲来
―その軍事史的研究―
著者 | 太田弘毅著 | |
定価 | 9900円(10%税込) | |
本体 | 9000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・函入 | |
発行日 | 平成9年1月 | |
ISBN | 9784764603080 | |
ページ数 | 358頁 |
蒙古襲来研究の最高峰!
元及び朝鮮の側から見た文永・弘安の役。勝敗を決したのは、元・朝鮮連合軍の編成の失敗による、と画期的見解を相手国側の文献から実証する。
蒙古襲来が元帝国による日本への軍事行動である以上、軍事史的観点を抜きにしては論ぜられない!
目次
第一部 第一次日本遠征-文永の役-文永の役、元軍撤退の理由
第二部 第二次日本遠征-弘安の役-
1 第二次日本遠征時の東路軍・江南軍
2 江南軍鑑船隊の編制
3 弘安の役の東路軍・江南軍会合と糧食問題
4 弘安の役における江南軍の発進地
5 第二次日本遠征に参加した降宋職業軍人の立場
第三部 第三次日本遠征計画
1 元朝による第三次日本遠征計画と遼陽行省
2 第三次日本遠征計画と中国大陸の艦船等供給事情
第四部 補論
1 文永・弘安の役における元軍の水と糧食問題
2 蒙古襲来時、日本側前線の糧食事情
3 高麗の艦船用材木事情
4 元寇時の高麗発進艦船隊の編制
5 蒙古襲来時、元軍使用の矢について