招魂と慰霊の系譜
―「靖國」の思想を問う―
著者 | 國學院大學研究開発推進センター編 | |
定価 | 3740円(10%税込) | |
本体 | 3400円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成25年3月2日 | |
ISBN | 9784764602960 | |
ページ数 | 352頁 |
「招魂と慰霊の系譜」を問いなおす
「靖国問題」に代表される近代日本に於ける慰霊・追悼のあり方や招魂・顕彰といった問題に迫る画期的論集。客観的かつ実証的な研究から「招魂と慰霊」についての思想的対立を超えた真の自由な議論を導く。國學院大學研究開発推進センター「慰霊と追悼研究会」成果論集の第三弾。貴重な論考を多数収録。
パンフレット(PDF)
目次
『招魂と慰霊の系譜―「靖國」の思想を問う―』刊行に寄せて〔阪本是丸〕靖國神社における戦没者の合祀基準の形成―明治期に関して―〔赤澤史朗〕
招魂社から靖國神社への発展〔津田勉〕
靖國神社と白金海軍墓地〔坂井久能〕
靖國神社境内整備の変遷と「国家神道」―帝都東京における慰霊の「公共空間」の理想と現実―〔藤田大誠〕
慰霊・追悼の政治性・宗教性―問題視される「慣習」とは何か―〔藤本頼生〕
海外慰霊巡拝覚書き―千葉県・栃木県護国神社主催、「東部ニューギニア慰霊巡拝」の事例から―〔中山郁〕
南洲墓地・南洲神社における薩軍戦歿者の慰霊と祭祀〔宮本誉士〕
「国家による戦没者慰霊」という問題設定〔菅浩二〕