小宮山楓軒
―慈愛の郡奉行―
著者 | 仲田昭一著 | |
定価 | 1650円(10%税込) | |
本体 | 1500円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成24年7月2日 | |
ISBN | 9784764602939 | |
ページ数 | 160頁 |
水戸藩の名郡奉行=楓軒の人物像を明らかに
農村の荒廃が顕在化した中、水戸藩で農村改革の実践に当たった小宮山楓軒。名郡奉行として人格・政策遂行共に優れ、領民に慕われた楓軒の人物像と学者としての素顔、業績を明らかにする。楓軒は、生涯に亘り水戸藩士として鋭意努力を重ね膨大な量の史料集編纂や、徳川氏の家史『垂統大記』の編纂へと発展していった。
また、郡奉行としては民政を担当し、農民への愛情をもって常に領民の教化と農事の督励、気風の改善に尽力した。
楓軒の生涯・業績を繙き慈愛の心溢れる楓軒の気概を学ぶ。
目次
詳細目次(PDF)著者略歴
仲田昭一(なかたしょういち)昭和18年10月 那珂郡芳野村生まれ
昭和37年3月 茨城県立水戸第一高等学校卒業
昭和41年3月 茨城大学文理学部文学科(史学専攻)卒業
昭和41年4月 茨城県立岩瀬高等学校教諭
昭和50年4月 茨城県立佐竹高等学校教諭
昭和61年4月 茨城県立日立第一高等学校教諭
昭和62年4月 茨城県立歴史館主任研究員
平成5年4月 茨城県立歴史館学芸第二室長
平成7年4月 茨城県立太田第一高等学校教頭
平成11年4月 茨城県立水戸第一高等学校教頭
平成13年4月 茨城県立日立第二高等学校校長
平成16年3月 定年退職
平成18年4月 那珂市歴史民俗資料館館長(嘱託)
主な役職 水戸史学会理事
根本正顕彰会理事・事務局長
主な著書 正・続『海ゆかば』『烈公を支えた郡奉行 吉成又右衛門信貞』
『水戸藩と領民』(水戸史学選書・錦正社)