古代日本史
―神武天皇・古代和字―
著者 | 岩邊晃三・富永浩嗣著 | |
定価 | 1100円(10%税込) | |
本体 | 1000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成22年12月2日 | |
ISBN | 9784764602878 | |
ページ数 | 160頁 |
素行會 皇紀二千六百七十年記念出版
現在品切れ中です。「神武天皇實在論―神武東征と水田耕作―」〔岩邊晃三〕、「古代日本の歴史―闕史時代の補填―」〔富永浩嗣〕、「神代史と古代和字」〔富永浩嗣〕の三論文を収録した素行會の皇紀二千六百七十年記念出版。
「神武天皇實在論」では、神武東征や神武天皇による國家統治および稲作については無論のこと、さらに、神武天皇がモーセの墓を意識し、モーセを封印したことまでを明らかにする。
「古代日本の歴史」では、闕史八代だけを取り上げるのではなく、それを補填するために、一般には否認されてゐる古史古傳を正しく取り扱ふべく再検討すべきであるとして、古代日本の歴史そのものを對象とした論文を書下ろした。
「神代史と古代和字」では、「古代和字」については長年にわたる研究の成果を具體的な例を示しながら論述してゐる。
いずれも昨今の歴史学の書物では見られない画期的内容。
なお、本書は、舊假名遣ひ・正漢字を使用。
目次
序文神武天皇實在論―神武東征と水田耕作―〔岩邊晃三〕
第一章 日本歴史の問題點
一 神武天皇論―戰前と戰後―
二 神武天皇論の變貌とGHQの占領政策
三 ドナルド・キーン氏の日本會計研究學會での特別講演
第二章 神武天皇と神武東征
一 神武天皇の降誕の地
二 神武東征の出發地:美々津
三 神武東征の理由
四 宇佐と遠賀川河口・芦屋町
五 安藝・吉備と浪速・熊野
第三章 神武天皇の國家統治
一 神武天皇詔「六合開都、八紘爲宇」の國家觀
二 神武天皇の國家統治
三 扇形の國家統治 その1
四 扇形の國家統治 その2
五 「六合開都、八紘爲宇」と「八紘嶺と六合村」
第四章 神武天皇と稻作
一 米と日本人
二 國家統治と水田耕作
第五章 稻・米の地名と神武天皇
一 イネと米山
二 稻積山と稻積島
第六章 神武天皇とモーセの墓
一 稲積山とモーセの墓
二 モーセの墓と神武東征・國家統治
三 山鹿素行と神武天皇
四 結び
古代日本の歴史―闕史時代の補填―〔富永浩嗣〕
第一章 我が御國の歴史について
はじめに
一、「敎育に關する勅」より
二、『日本書紀』の記録から
三、「日向三代」について
四、「大和の國」の先史について
五、神武天皇の御聖業について
六、「闕史八代論」について
七、第十代 崇神天皇の御代
第二章 闕史時代の補填
一、「闕史論」の見直しについて
二、『記』『紀』編纂の理由について
三、「日本古代和字」について(其の一)
四、『日本書紀』の記述、「一書に曰く」
五、「闕史八代論」について
六、我國の高遠なる歴史研究の方向性について
七、「日本古代和字」について(其の二)
八、我國の「古代和字」研究について
九、『記・紀』以外の古文獻の存在について
(一)『先代舊事本紀』
(二)「ウエツフミ」
(三)「ホツマツタエ」
(四)「ミカサフミ」
(五)「九鬼神傳精史」
(六)「竹内文獻」
(七)其の他の「古史・古傳」について
十、戰後に於ける考古學の成果について
(一)「岩宿遺跡」の發見
(二)「古代大和」と「古代出雲」の實證について
(三)我國の「巨石器文化」の調査についての提言
資料
參考文獻
神代史と古代和字〔富永浩嗣〕
はじめに
神代史
日犹同祖論
古代和字
古代和字によるお札について
伊勢神宮所藏の古代和字
南米ボリビア國出土古代和字
巨石器
結語
資料
詳細目次(PDF)
著者略歴
岩邊 晃三(いわなべ こうぞう)昭和十三年生れ。静岡県出身。
青山学院大学 経済学部 卒業。
慶應義塾大学大学院 商学研究科 修士課程 終了
(商学修士)。 同博士課程 満期退学。
埼玉大学敎授、聖カタリナ大学敎授 歴任。
埼玉大学名誉敎授。日本商学研究学会 会長。
日本会計研究学会、日本経営学会に所属。
富永 浩嗣(とみなが ひろし)
昭和二十七年生れ。鳥取県出身。
曽祖父は、出雲大社敎の神職であった。
日本大学(物理学専攻)卒業。
イオン・遠赤外線応用科学研究会 理事。