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書籍一覧

三条教則衍義書資料集〔全二巻〕

0275著者三宅守常編
定価17280円(8%税込)
本体16000円(税別)
判型A5判
体裁上製本・セット函入
発行日平成19年7月30日
ISBN9784764602755
ページ数1264頁
品切

神道史や仏教史だけでなく日本思想史、倫理教育史等の研究者・研究所には必須の資料集。

〔明治聖徳記念学会発行・錦正社発売〕

「三条教則」とは、明治新政府による大教宣布の一環として、明治五年に教部省が国民を教導し善導する立場にあった全国の教導職に通達した「第一条 敬神愛国ノ旨ヲ体スヘキ事、第二条 天理人道ヲ明ニスヘキ事、第三条 皇上ヲ奉戴シ朝旨ヲ遵守セシムヘキ事」の三箇条からなる日常生活の倫理綱領。
教導職を通して日本国民に示された“近代日本における初の国民生活上の倫理的ガイドライン”である。その精神は明治二十三年の「教育勅語」へと受け継がれていく。
この三箇条に関して各方面・各宗派などから詳細に解釈した解説本が三条教則衍義書である。墨筆、版本など多岐に亘り難字、難読も多くその編集は難儀を極めたが衍義書一〇一点を十数年かけて翻刻し、資料篇として編年順に約一〇五〇頁に亘り収録。また、三条教則、各衍義書について解説した解説篇も約一五〇頁付した。
神道史や仏教史だけでなく日本思想史、倫理教育史等の研究者・研究所には必須の資料集。

推薦の言葉

教育学から

石川 松太郎(社団法人 石門心学会理事長・日本教育史学会 会長)
 私たち教育史に関心をもつものは、近代といえば明治五年頒布の「学制」を嚆矢とする学校教育に眼を奪われがちである。けれども、同年設置の教部省のもとで全国に任命配置された教導職による事績の軽視は許されない。宗教関係者のみでなく心学者等も協力して、全国民を対象とした教化の故に、より重要とさえいえよう。本書は、その教化精神を簡潔にまとめた「三条教則」に関する後代多数の文献をとりあげ、厳密な校訂を施し懇切な解説を加えた書である。江湖に用いられることを切に期待したい。

仏教学から

末木 文美士(東京大学大学院人文社会系研究科・教授)
 三条教則は教部省による大教院政策の軸となるものであり、島地黙雷らによる反対によって失敗に帰し、信教の自由が確立されたといわれる。しかし、今回刊行された資料集を見ると、三条教則の受容にはそのような図式では割り切れない多面性があることが知られ、それはそのまま日本近代の複雑さにつながるものである。近代の神仏関係、政教関係などを根幹から問い直すために、この資料集は計り知れない価値を持つものである。

宗教学から

島薗 進(東京大学大学院人文社会系研究科・教授)
 近代日本の宗教史の理解は容易でない。その大きな理由は、明治維新の際に宗教をめぐって起こった変化が大きく、かつひじょうに複雑だからだ。その大きく複雑な変化を読み解く一つの鍵となるのが、一群の三条教則衍義書である。三宅守常氏の長期にわたる力業により、多数の三条教則衍義書が集成され、翻刻・解説が刊行されたことはまことに喜ばしい。この意義深い書物が十二分に活用されることを心から願っている。

神道学から

阪本 是丸(國學院大學研究開発推進機構・機構長)
 このたび明治聖徳記念学会より発行された三宅守常氏編『三条教則衍義書資料集』所収の衍義書一〇一点には、國學院大學研究開発推進機構校史・学術資産研究センター河野博士記念室(河野省三博士記念文庫)のコレクションが六六点含まれている。編者の長年の努力に敬意を表するとともに、本資料集を契機として、先人が培ってきた國學院のユニークな学術資産が再認識され、その活用と関連分野の研究が一層促進することを期待している。
パンフレット(PDF)

目次

(上巻)


資料篇
単行書の部
『布教綱要』 浄土宗
『教部省三箇条記』 福田覚城
『三大教則私考』 東陽円月
『三教則訓義』 東陽円月
『教則三章私解』 東陽円月
『三大教則書取』(草稿本)・(改書本) 東陽円月
『神教三条大意』 国井清廉
『布教三章弁』 萩園雷雨
『三条略解』 著者不詳
『天恩奉戴付録』 福田義導
『諸宗説教要義』 大教院教典局編
『開化のはなし』〔抄出〕 曲肱軒主人
『教諭凡道案内』 佐田介石
『教則三条講述』 樋口龍温
『示蒙教導三条略弁』 田中知邦
『公令三箇条布教則大意』 千早定朝
『説教訓導道しるべ』第三編〔抄出〕 吉永良祐
『三条演義』 田中頼庸
『三条弁解』 細谷環渓
『教導大旨講義』〔抄出〕 南条神興
『教則三条大意童蒙拝弁』 東 将胤
『童蒙教則往来』 鈴木 礼
『三条考証神教大意』 佐々木祐肇
『三則教の捷径』 仮名垣魯文
『説教童蒙三則弁』 宇喜多練要
『三則示蒙』 岡本経春
『説教大意』 大久保好伴
『三則論題訳解』上巻 高木真蔭
『三条演義翼』 松野真維
『三則私言』 佐原秦嶽
『三則私解』 原馨
『三則説教心学道しるべ』一編・二編 柴田遊翁
『説教之一端』 安江 静
『教義三章弁』 不破祐善
『三則説教幼童手引草』 柴田遊翁
『三則愚言付十一題略説』〔抄出〕 大久保祥誉
『三則童喩目安』 上田及淵
『説教道話』初編・次編・続編・続々編 宇喜多練要
『三則説教原義』第一編 総生 寛
『彝教大意』〔抄出〕 野口惣治
『三則百解』 鬼島広蔭か
『三条愚弁』 福田行誡
『三則和解』〔抄出〕 角谷隆音
『三条説教講義』 伊東経児郎
『教義諺解』巻一・巻二 渡辺重春
『三則正弁』 味酒麹翁
『説教目的』 安江 静
『三条教則弁』 真宗僧某
『三章教憲和解』 高岡増隆
『教義要宗』 渡辺助信
『大祓詞三条弁』上巻・中巻・下巻 根本真苗
『開化の本』初編〔抄出〕 西村兼文
『本教心論』 前田夏繁
『説教格言』 亀卦川政隆
『教憲略義』 穂積耕雲
『教憲本拠』 堀 秀成
『三条要論』 鴻 春倪
『説教三則百談』巻之一・巻之二 小池貞景
『明教事実』上巻・下巻 平田長子・久保季茲・悳隣

(下巻)
『三条述義』 大賀賢励
『説教山房夜話』巻之上・巻之下 瑕丘宗興
『説教夜話』上編・下編 高橋雨窓
『童蒙魁読説教手引草』 小川持正
『三条大意』巻之一~巻之五 矢野玄道
『三条叢説』巻之一~巻之四 瑕丘宗興
『大道本義』〔抄出〕 浦田長民
『三条大意』 萩園雷雨
『三則小解』 海妻猪勇男
『本教新論』〔抄出〕 小池貞景
『教憲略説』〔抄出〕 大塚嘉則
『三条略論』 永井寿雄
『三条教則略解』 藤江二良三郎
『敬神訓蒙説教道之話』〔抄出〕 宇喜多練要
『三条大教憲義解』 石川芳雄(黙真人)
『説教用三条の御教憲』〔抄出〕 服部菊治郎
『三条教憲ニ教講録』 渡辺正輝
雑誌の部
「三条教憲拙解」『教義新聞』二七 清水彦介
「三条教憲要解」『教義新聞』二九 清水彦介
「天理人道弁」『教義新聞』三〇 長川東洲
「六月十七日開講」(写本)『教院講録』一 西川須賀雄
「御教則第一条ノ旨ヲ演説ニ及ビマスル」『教院講録』五 奥山照子
「敬神」『教院講録』三〇 西川須賀雄
「前号ノ続キ」『教院講録』三一 西川須賀雄
「前号ノ続キ」『教院講録』三二 西川須賀雄
『説教しるべ草』第一号〔抄出〕 山本与助
「三章略弁」『教場必携』五 高岡増隆
「敬神之弁」『教条必携』六 高岡増隆
「愛国之説弁」『教場必携』六 高岡増隆
「愛国」『教場必携』七 堀 秀成
「人道之弁」『教場必携』八付録 高岡増隆
「三条弁疑」『報四叢談』八 島地黙雷
「教憲ノ解」『排簡雑誌』一三 新井退蔵
「教憲ノ解続」『排簡雑誌』一四 新井退蔵
「教憲ノ解続」『排簡雑誌』一 新井退蔵
「愛国」『本教講録』一 堀 秀成
「敬神」『本教講録』一 堀 秀成
「愛国」『本教講録』一 深川照阿
「敬神」『本教講録』一 村田清昌
「敬神之説」『本教講録』二 三宅良秀
「敬神之説」『本教講録』三 深川照阿
「敬神之説前号の続き」『本教講録』四 深川照阿

解説篇
「三条教則」とは何か
解題
初出一覧
あとがき

著者略歴

三宅 守常(みやけ もりつね)
昭和二十三年(一九四八)、京都市生まれ。皇學館(高校)を経て昭和五十一年日本大学大学院哲学専攻博士課程単位課程修了。日本大学教育制度研究所・精神文化研究所助手、大倉精神文化研究所研究員(倫理教育部門主任)等を経て、現在、日本大学医学部一般教育学系哲学・倫理学分野准教授。國學院大學研究開発推進機構伝統文化リサーチセンター客員教授。

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