吉田松陰と靖獻遺言
著者 | 近藤啓吾著 | |
定価 | 2750円(10%税込) | |
本体 | 2500円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成20年4月29日 | |
ISBN | 9784764602809 | |
ページ数 | 168頁 |
松陰は『靖献遺言』に何を感じ、何を学ばんとしたのか?
『靖献遺言』は、渡海の計敗れて獄中の人となつた吉田松陰が、獄中誦読して傍らに人なきがごとくであつた、とみづから述懐してゐる書物である。然らば松陰は、同書の何にかく感動したのであるか。本書は、これを明らかにすることによつて、やむにやまれずして為した彼のその行動の真意を解かんとするものである。目次
序一、吉田松陰と『靖獻遺言』
二、吉田松陰『留題村塾壁』詩について
三、佐久間象山と吉田松陰
四、『講孟箚記』の精神
五、『講孟箚記』解題
六、吉田松陰先生の書簡
参考
一、社稷の臣―寇準と韓琦―
二、杜甫と文天祥
―『集杜詩』について―
三、謝枋得とその著書
後記