蘇れ真の日本
著者 | 川野克哉著 | |
定価 | 2640円(10%税込) | |
本体 | 2400円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成11年9月19日 | |
ISBN | 9784764602502 | |
ページ数 | 354頁 |
日本の蘇生のための真摯な提言として必読の書
日本が占領軍から解放され、独立を回復してから間もなく半世紀を迎える。しかしながら真の意味で日本はいまだ占領から解放されていない。日本は戦後奇跡的な経済復興をとげたものの、占領政策後遺症という病魔に冒されている。魂の奴隷化は敗戦以上に憂うべきものである。六年半にわたる占領政策は卑屈と迎合をもたらし、日本人のこころを内部から蝕んでいる。本書は、「私論の基調」と題する前編と、外交、国の安全、政治、憲法、教育、環境・資源等の各分野別時評と「日本の蘇生」に向けての提言からなる後編で構成される。著者は豊富な事例を示しながら、日本が奇跡の発展を遂げたのも決して幸運や偶然のみによるのではなく、日本古来の高尚な精神があったからであると指摘する。そしてこのような高尚な精神の源泉が天皇を心の拠り所とする精神生活であると喝破する。日本の国柄の真髄はまさに天皇と国民の精神的紐帯の強固さにある。
目次
前篇 私見の基調歴史に学ぶ
日本はどんな国か/いつ、何が起こるか/恩師の教示
後篇 問題別時評
外交
外交の正道/日本は大国か/アジアと日本/洞察力/情報と判断/日本・台湾・中国大陸/共産圏動揺の対日影響/平和に繋がる国際貢献を
国の安全
侵略防止の基本/さざえの禍を憂う/大震災への備え/防災と防衛/国難への備え
政治
世論と真実/連立政権の是非/政治刷新で明るい平成を
憲法
日本国憲法の変遷と行方/疑問だらけの改憲手続/所謂「戦争責任」について/国際貢献と憲法
教育
シルバー・シートへの憂い/教育を外圧に左右されるな/遺俗の顕彰/国語を大事に/「教革」内閣の登場を望む/教育荒廃から再生への道
環境・資源
勤・倹・譲/励農で食糧自給を/人類存亡の決め手/水危機の再認識/地球環境問題の原点
日本の蘇生
日本再出発のとき/英霊の遺志/覚醒をほんものに/終戦五十年の回想/戦後五十年の反省/独立回復五十年を期す/二十一世紀の師表は日本とアジア