若き日の藤田幽谷
―その学問形成―
著者 | 梶山孝夫 | |
定価 | 3520円(10%税込) | |
本体 | 3200円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 令和3年7月27日 | |
ISBN | 9784764601444 | |
ページ数 | 312頁 |
青少年期の幽谷に焦点を当て、その学問形成を探る
後期水戸学の中心的存在で水戸学の本流であった藤田幽谷の青少年期の学問成果に注目し、その形成の一端を明らかにする。幽谷門下の吉田活堂を中心とする水戸の国学、そして『大日本史』や『扶桑拾葉集』の研究を経て辿り着く、幽谷研究の決定版。※2021年11月「水戸史學」第95巻90頁〔新刊紹介〕にてご紹介頂きました。
※2022年4月「藝林」第71巻第1号〔新刊紹介〕にてご紹介頂きました。
目次
まえがき第一章「藤田神童」の誕生
第二章「藤田神童」の展開
第三章 藤田幽谷の学問志向―十四歳の論文の考察―
第四章 藤田幽谷十五歳論文年代順序考
第五章 藤田幽谷「安民論」考
第六章 藤田幽谷の代作
第七章 藤田幽谷『正名論』を読む
第八章 藤田幽谷の交遊
第九章 藤田幽谷における義公観の形成
第十章 藤田幽谷『二連異称』考
第十一章 藤田幽谷「丁巳封事」の『論語』
第十二章 義公論としての『修史始末』
第十三章 『修史始末』の出典註記―特に安積澹泊関連記事をめぐって―
第十四章 藤田幽谷『勧農或問』考
第十五章 藤田幽谷と『孝経』
第十六章 藤田幽谷と徂徠学
第十七章 藤田幽谷と安積澹泊「検閲議」
第十八章 藤田幽谷における一字一句の取り扱いの意味
附一 『論語』の四子言志論をめぐって―幽谷・東湖、そして正志斎―
附二 青少年期著作年代一覧
初出一覧
あとがきにかえて
詳細目次(PDF)
著者略歴
梶山孝夫(カジヤマタカオ)昭和26年 茨城県生
大学卒業後茨城県内の私立学校に奉職、平成24年3月退職
現在 水戸史学会理事
藝林会理事
温故学会顧問
博士(文学)
主要著書 新版佐久良東雄歌集(錦正社)
水戸の國學―吉田活堂を中心として―(錦正社)
水戸派国学の研究(臨川書店)
大日本史と扶桑拾葉集(錦正社)
現代水戸学論批判(錦正社)
大日本史の史眼―その構成と叙述―(錦正社)
藤田幽谷のものがたりⅠ~Ⅲ(錦正社)
安積澹泊のものがたり(錦正社)
水戸の国学者 吉田活堂(錦正社)
金沢八景と金沢文庫(錦正社)
義公漫筆(錦正社)