台湾と日本人
著者 | 松井嘉和 編著 | |
定価 | 2200円(10%税込) | |
本体 | 2000円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成30年4月1日 | |
ISBN | 9784764601352 | |
ページ数 | 320頁 |
台湾に関心を持つ日本人にとってぜひ知っておきたい台湾の歴史
今も残る日本統治時代の遺産、台湾近代化に貢献した日本人、日本の領有時代の意義、後藤新平の統治理念、李登輝元総統の言葉に込められた思い、これからの台湾と日本の関係……歴史から豆知識まで台湾に行く人・知りたい人、必見の一冊!パンフレット(PDF)
本書が紹介されました
- 「祖國と青年」第477号 2018年6月号
- 「国民同胞」2018年7月10日
目次
はじめに(松井嘉和)第一章 台湾の歴史(勝岡寛次)
第二章 近代日本の歩みと「東亜解放」への道(勝岡寛次)
第三章 日本領有時代の台湾
第一節 領有初期の台湾(星原大輔)
第二節 台湾統治の課題と後藤新平(星原大輔)
余話 後藤新平という人物 (齋藤洋子)
第三節 日本による台湾の近代化策(星原大輔)
第四節 日本統治下の事件と民族運動 (星原大輔)
第五節 戦時体制下の台湾と敗戦(星原大輔)
第六節 戦後の台湾(勝岡寛次)
第七節 日本の植民地政策の特徴(本島 進)
第四章 李登輝元総統からのメッセージ(本島 進)
第一節 李登輝の見る現代日本
第二節 自虐的価値観からの脱出
第三節 日本精神の復興
第四節 指導者と教育のあり方
第五章 これからの台湾と日本(松井嘉和)
おわりに(松井嘉和)
※「エピソード」5編、「台湾の礎を築いた日本人」9編も収載
詳細目次(PDF)
著者略歴
松井 嘉和(まつい よしかず)大阪国際大学名誉教授。昭和21年(1946) 東京都生れ。東京外国語大学インドシナ語学科卒。ワルシャワ大学研究生。國學院大學文学研究科博士課程修了。ブカレスト大学講師。タイ・カセサート大学講師。国際交流基金日本語教育専門員などを歴任。
著作:◇『外国人から見た日本語』◇『タイ王国における日本語教育』◇ “A Guide to Understanding of the Japanese People and Culture,” University of Bucharest ◇『大嘗祭の思想と歴史』◇『日本語学習者のための日本文化史』◇『古事記の新しい解読―コタンスキの古事記研究と外国語訳古事記』◇ “Notes for the Comparison between the Japanese Enthronement Ceremony and the Thai Coronation”ほか。
勝岡 寛次(かつおか かんじ)
明星大学戦後教育史研究センター勤務、歴史認識問題研究会事務局長。昭和32年(1957)広島県生れ。早稲田大学第一文学部卒、早稲田大学文学研究科博士課程修了。
著作:◇『歴史の急所─反日プロパガンダ克服のために』◇『安倍談話と朝日新聞』◇『昭和天皇の祈りと大東亜戦争』◇『「慰安婦」政府資料が証明する〈河野談話〉の虚構』◇『明治の御代』◇『沖縄戦集団自決』◇『抹殺された大東亜戦争』◇『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する』ほか。
星原 大輔(ほしはら だいすけ)
(公財)大倉精神文化研究所研究員。早稲田大学・大東文化大学非常勤講師。博士(学術)。昭和51年(1976) 福岡県生れ。九州大学法学部卒。早稲田大学社会科学研究科博士後期課程修了。早稲田大学社会科学総合学術院助教などを歴任。
著作・論文:◇『佐賀偉人伝 江藤新平』◇「明治初年における井上毅の憲法制定構想」(早稲田大学社会科学研究科『社学研論集』)◇「秋山大と大倉精神文化研究所」(大倉精神文化研究所『大倉山論集』63)ほか。
鈴木 由充(すずき よしみつ)
月刊「祖国と青年」編集長。昭和46年(1971)愛知県生れ。早稲田大学教育学部卒。
大葉勢 清英(おおはせ きよひで)
日本青年協議会代表。昭和46年(1971)福岡県生れ。佐賀大学卒、「祖国と青年」編集長、同会組織運動部長などを歴任。
江崎 圭伊子(えざき けいこ)
川崎市立小学校教諭。福岡県生れ。福岡教育大学卒。
丸 幸生(まる ゆきお)
京華商業高校地歴公民科講師。昭和29年(1954)千葉県生れ。中央大学卒。京華商業高校社会科教諭を経て現職。
著作:◇『教科書が教えない歴史』(共著)◇『学級経営に活かす教育相談』(共著)。
清家 和弥(せいけ かずや)
認定NPO法人まほろば教育事業団専務理事・事務局長。昭和40年(1965)福岡県生れ。福岡大学卒。
齋藤 洋子(さいとう ようこ)
学習院女子大学非常勤講師。東京聖徳学園大学兼任講師。東京都公文書館専門員。博士(学術)。学習院女子大学国際文化交流学部卒、早稲田大学社会科学研究科博士後期課程修了。早稲田大学社会科学総合学術院助教などを歴任。
著作・論文:◇『副島種臣』◇『佐賀偉人伝12 副島種臣』◇「徳富蘇峰と大隈重信の交流―日清戦争前後を中心として―」(『吉備の歴史と文化』)◇「同志社社史資料センター所蔵 徳富蘇峰宛て『外国人名士書翰』」(『同志社談叢』)ほか。
本島 進(もとじま すすむ)
昭和28年(1953)大分県生れ。一橋大学卒。日本専売公社(現JT)広報部長、京都支店長、松蔭大学非常勤講師などを歴任。
著作:◇『たばこ喫みの弁明』◇『「伝承」で歩く京都・奈良』◇『満洲引揚哀史』ほか。