日ソ張鼓峯事件史
著者 | 笠原 孝太 著 | |
定価 | 3300円(10%税込) | |
本体 | 3000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成27年8月8日 | |
ISBN | 9784764603424 | |
ページ数 | 200頁 |
「初めてソ連側の重要史料を駆使して、日ソ双方の視点を交錯させつつまとめあげた力作」秦郁彦氏推薦!
日本側の史料により、ソ連軍の勝利に終わり日本軍は近代戦の洗礼を受けた戦いだと認識されてきた張鼓峯事件を、ロシア側の史料・研究成果と比較し、公平公正に再評価・検証した画期的研究書。パンフレット(PDF)
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- 「日本とユーラシア」(2015年12月15日)4面【本だな】欄
目次
推薦の辞〔吉本隆昭〕はじめに
序章
第一節 先行研究
第二節 史料
第一章 張鼓峯事件の従来の定説
第一節 地誌と事実関係の説明
第二節 武力衝突まで
第三節 沙草峯事件
第四節 ソ連軍奪回攻撃から停戦まで
第五節 停戦後の動き
第二章 日本の評価とソ連の分析
第一節 背景の考察
第二節 張鼓峯と沙草峯
第三章 外交交渉
第一節 外交交渉の開始
第二節 国境線認識の再検討
第三節 停戦合意
第四章 損害
第一節 ソ連史料から見る損害
第二節 日ソ両軍の損害
第三節 戦況分析
第五章 ソ連極東地方住民の支援
第一節 住民の関わり
第二節 当時の天候
第六章 事件の教訓
第一節 日本側の教訓
第二節 ソ連側の教訓
第七章 停戦時の再検討
第一節 日本側の主張の整理
第二節 ソ連・ロシア側の主張の整理
第三節 張鼓峯占領の真相と事件の結末
終章
あとがき
索引
著者略歴
笠原 孝太(かさはら こうた)1986年静岡県生まれ。
日本大学大学院国際関係研究科博士前期課程修了、修士(国際学)。
サンクトペテルブルグ国立大学留学後、日本大学助手を経て現在日本大学大学院国際関係研究科研究生。