再考・満州事変
著者 | 軍事史学会編 | |
定価 | 4400円(10%税込) | |
本体 | 4000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成13年10月19日 | |
ISBN | 9784764603158 | |
ページ数 | 350頁 |
満州事変とは何だったのか? 70年目の検証!!
《満州事変勃発七〇周年記念出版》満州事変前夜の状況分析から、その種々相を、中国人研究者三名を含む当代の気鋭の研究者が資料を博捜し、七〇年を経て漸くその真実に迫る! 近現代日本史を研究する全ての方々に贈る画期的論集。
目次
巻頭言 | ||
高橋 久志 | 満州事変七〇周年に寄せて | |
安岡 昭男 | 「近代軍事遺産・遺跡の保存」 | |
第一篇 思想的潮流 | ||
臼井 勝美 | 満州事変の性格 | |
三輪 公忠 | 満州事変と「八絋一宇」-石原莞爾を中心に- | |
秦 郁彦 | 満州領有の思想的源流 | |
野村 乙二朗 | 石原莞爾の満州事変-満州事変のモデルはむしろロシア革命であった- | |
荒川 憲一 | 石原構想の限界と可能性 | |
第二篇 政治・外交からの視座 | ||
浜口 裕子 | 満州事変直前の日中間の懸案交渉 | |
小池 聖一 | 「宥和」の変容-満州事変時の外務省- | |
等松 春夫 | 一九三二年未発の「満州PKF」?-リットン報告書にみられる特別憲兵隊構想- | |
李シュー泉 (伊藤信之訳) | 近代日本の政治過程と「九・一八」事変 | |
ロンウェイ木 (伊藤信之訳) | 九一八事変と中国の政局 | |
熊沛彪 (劉紅訳) | 九一八事変とワシントン体制の動揺 | |
第三篇 陸海軍の動向 | ||
白石 博司 | 満州事変における関東軍の固有任務とその解釈・運用問題 | |
影山 好一郎 | 海軍の強硬化と満州事変-昭和八年前後の日本海軍- | |
研究ノート | ||
白石 仁章 | 満州事変期陸軍の対ソ認識の一面-真崎甚三郎を中心に- | |
米本敬一 | (研究余滴)熱河・関内作戦雑感 | |
史料紹介 | ||
服部龍二 | 重光駐華公使報告書 | |
白石博司 | 安藤利吉兵務課長「満洲事變の發端ニ就テ」 | |
安達将孝 | 参謀本部編『満州紀行』 | |
学会紹介 | ||
門間理良 | 台湾における国共内戦史に関する研究状況-「中華軍史学会」シンポジウムを題材として- | |
書評 | ||
高橋久志 | 『総動員帝国-満洲の戦時帝国主義の文化-』 | |
中山隆志 | 『日英交流史 1600-2000 3 軍事』 | |
軍事史関係史料館探訪29 | ||
横山久幸 | 石原莞爾元陸軍中将関連史料館 | |
文献紹介 | ||
白石博司 | 片倉 衷 文書目録 |