『五箇条の御誓文』を読む〔改訂版〕
著者 | 川田敬一著 | |
定価 | 660円(10%税込) | |
本体 | 600円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 並製本・ | |
発行日 | 平成24年2月11日 | |
ISBN | 9784764602922 | |
ページ数 | 70頁 |
『五箇条の御誓文』を易しく解説
『五箇条の御誓文』は現代ではどう読むことができるのか? 「公」の重要性を背骨として国家の重要な指針を示している『五箇条の御誓文』を語句の解説、時代背景、成り立ちから関連資料まで詳細に判りやすく解説。目次
はじめに一、五箇条を丹念に読む
二、揺れ動く幕末維新の日本
(1)幕末期の対外関係
(2)国内の混乱
(3)王政復古
三、『五箇条の御誓文』ができるまで
(1)横井小楠の思想
(2)坂本龍馬「船中八策」
(3)由利公正「議事之体大意」
(4)福岡・木戸の修正
四、『五箇条の御誓文』ができてから
(1)「国威宣布の宸翰」と「御誓文大意」
(2)中央集権化
(3)自由民権運動と「立憲政体樹立の詔」
(4)国会開設の建白書と「勅諭」
(5)「大日本帝国憲法」
(6)「教育勅語」
(7)「民本主義」
(8)「新日本建設の詔書」
(9)「日本国憲法」
むすび
資 料
a.「国威宣布の宸翰」
b.「王政復古の大号令」
c.横井小楠「国是七条」
d.『五箇条の御誓文』草案対照表
e.「立憲政体樹立の詔」
f.「国会開設の勅諭」
g.「大日本帝国憲法発布の勅語」
h.「大日本帝国憲法発布の上諭」
i.「教育勅語」
j.「新日本建設の詔書」
k.「日本国憲法公布の上諭」
l.「日本国憲法」第一章 天皇
m.ドナルド・キーンによる『五箇条の御誓文』英訳
五箇条の御誓文関係年表
参考・引用文献
あとがき
著者略歴
川田 敬一(かわた けいいち)昭和42(1967)年、大阪府生まれ。
平成11 年 京都産業大学大学院法学研究科博士後期課程修了 博士(法律学)。
平成12 年 日本学術振興会特別研究員(PD)。
平成15 年 金沢工業大学講師。現在 准教授。金沢工業大学日本学研究所研究員。
主著書:『近代日本の国家形成と皇室財産』(原書房・平成13 年)
主論文:「 皇室経済法関係法令に関するGHQとの交渉における論点」(『憲法論叢』第15 号・平成20 年)