天地十分春風吹き満つ
―大正天皇御製詩拝読―
著者 | 西川泰彦著 | |
定価 | 3080円(10%税込) | |
本体 | 2800円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 平成18年4月3日 | |
ISBN | 9784764602700 | |
ページ数 | 480頁 |
不敬に満ちた偏見を排し、英邁にして剛健なる、大正天皇の御姿を知りませう。
「漢詩」は難解の先入観を捨てゝ、平易な「意訳」と、懇切な「参考」欄の説明とに依り、「大正天皇御製詩(漢詩)」の世界に親しみませう。大正天皇崩御より八十年。靖国神社南部利昭宮司推薦の好著『天地十分春風吹き満つ―大正天皇御製詩拝読』遂に成る。
南部宮司様序文の一節に「この書が、広く国民また青少年に読まれ、大正天皇の国民と自然とを慈愛される大御心に触れることによつて、真の大正天皇像が明らかにされることを願つてやまない。」とあります。
正に、この本は難解な研究書や解説書ではなく「真の大正天皇像」を知る為の本なのです。
著者略歴
西川 泰彦(にしかわ やすひこ)昭和十九年十二月二十日樺太大泊に生る。二十年八月十四日母に背負はれ引揚。母は筆者を背負ひ、筆者の二人の姉の手を引き、十五日に稚内港にて終戦の玉音放送を拝聴したる由。両親の出身地富山県に帰る。九月末父も樺太より復員。昭和三十八年県立伏木高等学校卒業。國學院大學文学部文学科入学、漢文を専攻、藤野岩友教授の指導を受く。在学中に「昭和維新と新国学」の運動を唱道する影山正治先生を知り、その教へに傾倒。「漢心」を去り「真心」に立ち返らばやと大学を中退、影山先生の門下生となる。その間に國學院大學の神道講習を受講、神職資格を取得。帰省後昭和四十六年高岡市古城鎮座の射水神社権禰宜を拝命。平成十年思ふ処あり、拙を守り園田に帰るべく同神社を退職、浪人となり現在に至る。
主たる編著書 「歌集北天抄(尾田博清シベリア幽囚詠草)」(昭和五十六年)。「富山縣の今上陛下御製碑(昭和天皇御在位六十年奉祝出版)」(昭和六十一年)。「自選歌集破れ太鼓」(平成二年)。「富山県立近代美術館、同県立図書館の不敬行為についてー第三巻」(平成四年)。「櫻之舎川田貞一歌集」(平成十一年)。「遺芳録ー富山縣護國神社創建九十周年記念」(平成十三年)。
名誉職 富山縣護國神社遺芳館研究員。太刀ケ嶺歌會主宰。神通歌会講師。劔乃會代表幹事。