大和魂・大和心の語誌的研究
著者 | 若井勲夫著 | |
定価 | 5500円(10%税込) | |
本体 | 5000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 令和5年9月7日 | |
ISBN | 9784764601512 | |
ページ数 | 400頁 |
日本人固有の魂・心の本質を見つめなおす
大和魂・大和心は、「魂」・「心」に大和を冠することによって、日本人の精神面・生活面において、どのように意識され、発想され、言語に表されてきたのか。本書では、上代の魂・心の考え方・捉え方を基盤にして、言語と表現、国語学と国文学を密接に関連づけ、融合させて考察することにより、言語としての意識史・発想史さらに文化史・精神史を、その時代とその流れの中で解釈、分析し、日本人の心の在り方、働き方を明らかにする。
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目次
序章第一章 基本語とその複合語の語構成的意味論
第二章 「たま」「たましひ」の漢語と和語
第三章 「大和魂」「大和心」の初出例の解釈
第四章 外国の受容・理解
第五章 「大和魂」「大和心」の意味分類
第六章 本居宣長「大和心」歌の解釈
第七章 「花は桜木、人は武士」の句の解釈
第八章 幕末維新期の新展開
第九章 近現代の新発展・特化
第十章 敗戦を経て再出発
第十一章 新しい活路を開いて再生へ
終章 大和魂・大和心の千年誌―あとがきに代へて―
索引
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著者略歴
昭和十八年、京都市に生まれる。京都大学文学部を卒業して、同四十五年、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。
国語学国文学専攻。
京都文教短期大学助教授(児童教育学科)を経て、京都産業大学教授(文化学部)、平成二十六年、定年退職し、現在、同大学名誉教授。
〔著書〕
『教科書をどうすべきか国語科編』(日本工業新聞社)
『京都府の方言』(共著、京都府教育委員会)
『和気公と護王神社』(共著、護王神社)
『護王神社』(共著、護王神社)
『国語論考 語構成的意味論と発想論的解釈文法』(和泉書院)
『唱歌・童歌・寮歌―近代日本の国語研究―』(勉誠出版)
『童謡・わらべうたの言葉とこころ』(勉誠出版)
『和気清麻呂にみる誠忠のこころ―古代より平成に至る景仰史―』(ミネルヴァ書房)
『鹿児島県(大隅国)和氣神社―御鎮座七十年記念―』(編著、和氣神社)
『歌から人生を学ぶ 青春歌謡名詩抄』(文芸社)