水戸学の道統
著者 | 名越時正[著] | |
定価 | 2860円(10%税込) | |
本体 | 2600円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 令和4年7月27日 | |
ISBN | 9784764601475 | |
ページ数 | 212頁 |
水戸史学会創立50周年を前に、水戸史学選書として待望の復刊
「水戸学」は、徳川光圀をはじめとして数多くの先人たちが、われわれの想像も及ばない苦心によって探究し、長い年月の間の錬磨を積み重ね、そして、自分一身の生命を賭けて実践してきたものである。したがって、そこに終始一貫した道統があった。(「まえがき」より抜粋)目次
はじめに ―第三版によせて―まえがき
一 先哲を仰ぎて
現代の正学 ―水戸学を興すに当たって―
義公の面影 ―光圀の自覚と立志に思う―
西山
大日本史と彰考館
北畠親房と水戸の学問 ―伝統を考える人々のために―
藤田東湖と水戸の学風
水戸烈公
二 昏迷を開く道
先憂
遊学
稽古
直諫
積誠
三 未来への志向
埋もれた精神
岐路に立つ青年
本来の日本に
美しき未来を
あとがき
終わりに ―復刊の経緯―
著者略歴
大正4年1月生。茨城中学校、水戸高等学校を経て、東京帝国大学国史学科を昭和14年卒業。同大学副手・助手を勤め、戦後茨城県立水戸第一高等学校に勤務。昭和50年4月退職して同57年まで茨城女子短大講師。水戸市文化財審議会委員、水戸史学会会長を歴任。平成17年帰幽。主なる著書『水戸學の研究』、『日本学入門』、『水戸光圀とその餘光』、『新版水戸光圀』、『水戸學の達成と展開』等。