水戸の國學
―吉田活堂を中心として―
著者 | 梶山孝夫著 | |
定価 | 3740円(10%税込) | |
本体 | 3400円(税別) | |
判型 | B6判 | |
体裁 | 上製本・函入 | |
発行日 | 平成9年4月10日 | |
ISBN | 9784764602328 | |
ページ数 | 300頁 |
吉田活堂は水戸藩が生んだ国学者であるが、史学的あるいは儒学的学風の中に在っては、国文学に多大な関心を抱いた特色ある人物といへる。このやうな人物の出現は、水戸学の新発展であるとともに水戸学と国学の思想的連関を示すものであって、そこに近世思想史上における意義を見ひ出すことが出来るであろう。
目次
第一章 思想形成第二章 東湖との交遊
第三章 江戸派国学者との交遊
第四章 『鎖狂録』について
第五章 『声文私言』について(一)
第六章 『声文私言』について(二)
第七章 『吉田令世日記』について
第八章 『難霊能真柱』について
第九章 『宇麻志美道』について
第十章 国文学研究(一)
第十一章国文学研究(二)-歌人論について-
第十二章 国文学研究(三)-新葉和歌集について-
第十三章 水戸学と国学
第十四章 吉田璞堂について
吉田活堂略年譜
著者略歴
梶山孝夫[カジヤマタカオ]昭和26年茨城県生。
清真学園高等学校・中学校に勤務(現在教頭)。
水戸史学会理事。
鹿嶋市文化財保護審議会委員。
鹿嶋市史編纂委員会市史刊行専門委員。
博士(文学)