岩手の民俗と民俗音楽
著者 | 佐々木正太郎著 | |
定価 | 1980円(10%税込) | |
本体 | 1800円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 平成29年1月21日 | |
ISBN | 9784764601307 | |
ページ数 | 192頁 |
いわては民俗文化のふるさと・宝庫
日本全国には、地域の民俗音楽、つまりわらべ歌や民謡、民俗芸能、民俗行事の音楽などを丹念に調べたり、丁寧に記録したりしている方々が少なからずおられる。そういう方々のお話を伺うと、とても具体的で豊かな知識をもち、生き生きと語られて驚かされる。この方々が調査され集めてこられたものは、珠玉のように大切なものであり、それらは宝の山である。一九五〇年代以降、民俗音楽は、きわめて烈しい勢いで変化し、多くが失われてきた。何百年も、場合によっては千年以上も伝えてきた大切な文化である歌や芸能が、私達の眼前で大きく失われてしまったのである。それ故、その記録は貴重であり、多くの人が共有すべき財産である。そのためにこのシリーズを始めることにした。 (小島美子「監修者のことば」より要約)目次
「民俗音楽・宝の山シリーズ」について (小島美子)はじめに
第一章 岩手の歌から
岩手の盆踊り歌
岩手の「御祝」
岩手の子守歌
第二章 岩手の民俗から
大槌町安瀬澤の狼まつり
盛岡市太田民俗資料館の喪屋
盆供養のかたち
久慈市久喜浜の葬儀風習
第三章 岩手の民俗芸能から
岩手の鹿踊り
多賀神楽江戸舞
第四章 昭和から現代へ
郷土芸能を学ぶ子どもたち
津波の歌
解説 (小島 美子)
おわりに
詳細目次(PDF)
著者略歴
昭和6年1月2日生まれ。岩手県久慈市出身出身学校 岩手大学 学芸学部甲一類 音楽科卒業
略歴 昭和28年~昭和34年3月久慈市長内小長内中学校教諭(6年)《久慈地域の民謡・わらべうた採集》
昭和34年4月~48年3月盛岡市厨川小・上田中学校教諭(15年)《「日本の音楽」の指導と評価について研究》
昭和49年4月~63年3月岩手県教育委員会指導主事・教育事務所長(15年)《地域の伝承音楽の教材化》について調査・研究
昭和63年4月盛岡市上田中学校長~平成3年3月定年退職
平成3年4月~平成5年3月盛岡市社会教育指導員(中央公民館勤務)《盛岡市の芸能・文化について調査研究》
平成6年~平成15年NHK東北民謡コンクール岩手県大会審査員
平成6年~平成22年 南部牛追い唄全国コンクール審査員
平成6年~平成7年 岩手大学教育学部音楽科非常勤講師《地域の伝承音楽》
著書 『岩手の校歌ものがたり』(平成12年)ツーワンライフ社、『岩手県国公立中学校校歌集』(共著)岩手県中学校長会(平成10年)、『岩手県小学校校歌集』(共著)岩手県小学校長会(平成18年)、『岩手思い出の小・中学校校歌集』(共著)岩手県小学校長会(平成18年)