本田安次著作集 日本の傳統藝能 第十五巻
―舞楽・延年Ⅰ―
著者 | 本田安次著 | |
定価 | 20900円(10%税込) | |
本体 | 19000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・貼函入 | |
発行日 | 平成10年4月29日 | |
ISBN | 9784764605152 | |
ページ数 | 876頁 |
日本全国の芸能全てを収録した民俗芸能研究の集大成
写真・図版 269枚※美本無し・在庫僅少
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目次
1、古代・中世に於ける日本芸能(1)国ぶりの楽舞
(2)渡来楽
(3)謡ひ物・語り物
(4)白拍子
(5)千秋萬歳
(6)曲舞
(7)延年
2、古代・中世の芸能考
(1)伎楽小考
(2)舞楽
(3)伊勢神宮の芸能
(4)大嘗祭における芸能
(5)日本偶人劇の散楽要素
(6)虫生廣済寺の鬼来迎
3、三大延年の記
(1)平泉毛越寺の延年
(1)春神事
(2)法会
(3)延年
(4)付録
(2)平泉中尊寺の延年
(1)白山宮祭
(2)故實舞
(3)式三番
(4)故實式三番手敷
(5)仮面のこと
(6)能
(7)試楽
(3)多武峯妙楽寺の延年
(1)多武峯延年の諸本とその上演記録
(2)延年の開口と富辨と
(3)大風流
(4)小風流
(5)連事
(6)猿楽能・延年能発生の前後
(7)多武峯常行堂の延年
(8)多武峯延年台本
(1)開口・富弁 (2)大風流 (3)小風流 (4)連事本(常行堂本) (5)連事 (6)袈裟脱 (7)居曲 (8)足上 (9)その他
4、延年考
(1)延年の風流
(2)「開口」考
(1)興福寺延年の「開口」と「富辨」と
(2)美濃長瀧延年の「開口」と「立合舞」と「たうべん」と
(3)英彦山延年の「開句」
(4)園城寺延年の「開口」
(5)春日若宮御祭田楽の「もどき開口」
(3)延年五趣
(1)興福寺維摩会の延年
(2)法隆寺の延年
(3)中尊寺の延年
(4)蕨岡の延年
(5)峰中の延年
著者略歴
明治39年3月 福島県本宮町に生まれる昭和4年3月 早稲田大学文学部英文科卒業
昭和4年3月 宮城県立石巻中学校(現・石巻高)教諭(~昭和24年3月)
昭和24年4月 早稲田大学付属高等学院教諭・同大学文学部講師(~昭和35年3月)
昭和25年10月 文化財保護審議会専門委員(~昭和61年7月)
昭和29年3月 東京都文化財専門委員(~昭和49年3月)
昭和35年4月 早稲田大学教育学部教授(~昭和51年3月)
昭和46年5月 日本民俗芸能協会会長(昭和62年6月、同月名誉 会長、現在に至る)
昭和51年4月 成城大学講師(~昭和54年3月)
昭和56年4月 日本口承文芸学会会長(~昭和58年3月)
昭和59年11月 民俗芸能学会代表理事(~昭和62年3月)
昭和62年4月 民俗芸能学会名誉代表理事(~現在に至る)
平成2年4月 藝能学会会長(~平成4年3月)
主な受賞歴
昭和18年11月 第一回芸能学会賞(『山伏神楽・田楽』『能及狂言考』)
昭和29年3月 昭和29年度芸術選奨(『霜月神楽之研究』)
昭和35年3月 早稲田大学文学博士(論文「神楽の研究」)
昭和42年11月 紫綬褒章
昭和47年1月 河北文化賞(「東北の無形文化財の研究と保存に寄興」)
昭和48年10月 早稲田大学大隈記念学術褒章
昭和50年3月 昭和49年度芸術選奨文部大臣賞(『日本の民俗芸能』全5巻)
昭和51年11月 勲三等瑞宝章
平成3年10月 第11回伝統文化ポーラ大賞(「民俗芸能の発掘・公開・保存・振興につくした功績」)
平成4年10月 第31回柳田賞(『沖縄の祭と芸能』)
平成7年11月 平成7年度文化功労者賞