本田安次著作集 日本の傳統藝能 第十四巻
―語り物と祝福芸・『民俗芸能採訪録』―
著者 | 本田安次著 | |
定価 | 20900円(10%税込) | |
本体 | 19000円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・貼函入 | |
発行日 | 平成9年12月10日 | |
ISBN | 9784764605145 | |
ページ数 | 866頁 |
日本全国の芸能全てを収録した民俗芸能研究の集大成
写真・図版 97枚※美本無し・在庫僅少
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目次
語り物と祝福芸I 語り物について
1、日本の語り物
2、保呂羽山御神楽の託宣
3、三河・信濃山間の語り物
4、説経の芸能
5、題目立について
6、大江の幸若舞
7、久勢舞
8、奥浄瑠璃の話
II 語り物の舞台
1、軍記物とその舞台化
2、世阿弥の能
III 祝福芸
IV 採集各種語り物と祝福芸
1、奥羽の語り物
仏下し おしら神の祭文 奥浄瑠璃 早物語 祭文 阿呆陀羅経 婚礼五段のそば売口上
2、伊豆の島々の語り物
(1)八丈小島の巫女祭文
(2)青ヶ島の巫女祭文
(3)新島に伝わる伊豆島々縁起
3、いざなぎ流神道祭文
4、説経節
(1)八王子の車人形
(2)佐渡説経節
5、文彌節
(1)佐渡文彌節
(2)尾口文彌節
6、瞽女唄
7、題目立
8、筑後大江の幸若舞
9、荒神琵琶
10、豊後浄瑠璃
11、口説歌
(1)伊豆大島天古口説
(2)ちよいがまか音頭
13、祝福芸
(1)三河萬歳
(2)秋田萬歳
(3)盛岡七軒町の萬歳
(4)飯岡本三河萬歳
(5)安佐野会津萬歳
民俗芸能採訪録
I 岩手の旅/元旦の山越え/遠野紀行/陸中浜の旅/神明神楽と多賀神楽/裏日本の旅/雪国の旅/花祭を尋ねて/第二回岩手郷土芸能祭所感/神楽みたまま/秋保の田植踊/山邉町の人形芝居/一関市の郷土芸能祭/気仙沼ののど自慢と郷土芸能の会/録音行
II 大井川流域の神楽/アイヌの舞踊/飛騨の祭/佐渡の芸能(一)/津川の盆踊/祗園祭と隠岐の神楽と/はじめて飛行機に乗った話/稗を食べなくなった村/小河内村の郷土芸能/横臥採訪/椎葉民謡/三宅・御蔵の芸能/精霊会そのほか/新島・式根島・神津島などの芸能
III お三面/伊豆の風流/嵯峨狂言と多武峯延年/三本綱火/常夏の八重山/南島の神えらぎ/奥吉野の芸能/颱風鹿児島採訪/沖縄の祭/石垣島/沖縄の芸能/奈良の三月題目立謡本/佐渡の芸能(二)/田楽謡本/島の春/温泉むかしいま/丹波一の宮の花踊/ひやま番楽など/浮立/こぞの道・今ゆく道/上鴨川採訪/福島県民俗芸能大会を見て/美濃の風流踊/奈良豆比古神社の翁舞など/民俗芸能の伝承
著者略歴
明治39年3月 福島県本宮町に生まれる昭和4年3月 早稲田大学文学部英文科卒業
昭和4年3月 宮城県立石巻中学校(現・石巻高)教諭(~昭和24年3月)
昭和24年4月 早稲田大学付属高等学院教諭・同大学文学部講師(~昭和35年3月)
昭和25年10月 文化財保護審議会専門委員(~昭和61年7月)
昭和29年3月 東京都文化財専門委員(~昭和49年3月)
昭和35年4月 早稲田大学教育学部教授(~昭和51年3月)
昭和46年5月 日本民俗芸能協会会長(昭和62年6月、同月名誉 会長、現在に至る)
昭和51年4月 成城大学講師(~昭和54年3月)
昭和56年4月 日本口承文芸学会会長(~昭和58年3月)
昭和59年11月 民俗芸能学会代表理事(~昭和62年3月)
昭和62年4月 民俗芸能学会名誉代表理事(~現在に至る)
平成2年4月 藝能学会会長(~平成4年3月)
主な受賞歴
昭和18年11月 第一回芸能学会賞(『山伏神楽・田楽』『能及狂言考』)
昭和29年3月 昭和29年度芸術選奨(『霜月神楽之研究』)
昭和35年3月 早稲田大学文学博士(論文「神楽の研究」)
昭和42年11月 紫綬褒章
昭和47年1月 河北文化賞(「東北の無形文化財の研究と保存に寄興」)
昭和48年10月 早稲田大学大隈記念学術褒章
昭和50年3月 昭和49年度芸術選奨文部大臣賞(『日本の民俗芸能』全5巻)
昭和51年11月 勲三等瑞宝章
平成3年10月 第11回伝統文化ポーラ大賞(「民俗芸能の発掘・公開・保存・振興につくした功績」)
平成4年10月 第31回柳田賞(『沖縄の祭と芸能』)
平成7年11月 平成7年度文化功労者賞