軍都広島の形成
―遠くて近い原爆以前の広島―
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著者 | 竹本知行編 |
定価 | 1980円(10%税込) | |
本体 | 1800円(税別) | |
判型 | 四六判 | |
体裁 | 並製本・カバー装 | |
発行日 | 令和7年2月11日 | |
ISBN | 9784764603561 | |
ページ数 | 192頁 |
軍都広島の観点から原爆以前の広島を温ねる
あらゆる時代に人々の瑞々しい生活がそこにはあった。これからの広島を語ろうとすれば「今」(現代)とともに「遠くて近い過去」(近代)に対する深い理解が不可欠である。人間の営みを含んだ現実の歴史を謙虚に追うとき、はじめて「未来」を見つめる視座も得られるのではないだろうか。本書では、鉄道・水道・似島検疫所・陸軍糧秣支廠・陸軍被服支廠の建設というトピックスを立て、広島の都市形成史を「軍都広島」の観点から実証的に検証する。
5人の現役女子大生による真摯な研究の成果。
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目次
はしがき〔竹本知行〕第一章 鉄道からみた軍都広島〔田邉響〕
第二章 軍都広島の近代水道〔下道真結〕
第三章 軍都広島における防疫の展開〔長安菜摘実〕
第四章 兵站基地としての軍都広島―宇品陸軍糧秣支廠の創業と展開―〔田村愛美〕
第五章 軍都広島の産業革命―広島陸軍被服支廠の創業と近代的労働者の誕生―〔隅原千尋〕
あとがき〔竹本知行〕