日本海軍と東アジア国際政治
―中国をめぐる対英米政策と戦略―
著者 | 小磯隆広著 | |
定価 | 4620円(10%税込) | |
本体 | 4200円(税別) | |
判型 | A5判 | |
体裁 | 上製本・カバー装 | |
発行日 | 令和2年5月27日 | |
ISBN | 9784764603523 | |
ページ数 | 320頁 |
日本海軍の対英米政策・戦略を繙く
満州事変後から太平洋戦争の開戦に至るまで、日本海軍が東アジア情勢との関係において、英米の動向をいかに認識・観測し、いかなる政策と戦略を講じようとしたのか。歴史学的検証により、昭和戦前期における日本の対外関係に海軍が果たした役割を解明する。
パンフレット(PDF)
※『読売新聞』2020年11月4日文化欄にて紹介頂きました。
※『明大アジア史論集』第25号(2021年3月発行)〔新刊紹介〕欄にてご紹介頂きました。
※大阪歴史学会『ヒストリア』第286号(2021年6月)に書評が掲載されました。
※2023年6月号『軍事史学』第59巻第1号(通巻第233号)に書評が掲載されました。
※2023年8月2日 音声メディア「ブック・ラウンジ・アカデミア」(https://www.bookloungeacademia.com/383/)にてインタビューが配信されました。
目次
序章 本書の課題と問題の限定第一章 中国問題をめぐる日本海軍の対英観と政策 ― 一九三五~三八年―
第二章 門戸開放・機会均等をめぐる日本海軍の対米観と政策 ― 一九三五~三九年―
第三章 上海租界をめぐる日本海軍の対英米政策 ― 一九三五~四〇年―
第四章 南洋群島と海南島を中心とする日本海軍の対英米戦略 ― 一九三六~四〇年―
第五章 一九四一年日米交渉と海南島駐留問題
終章 本書の結論と残された課題
参考文献一覧/あとがき/索引
詳細目次(PDF)
著者略歴
防衛大学校人文社会科学群講師。1985年生。2018年3月明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士、歴史学)。明治大学文学部助手、同兼任講師、外務省非常勤職員などを経て現職。
主要業績:『陸軍大将奈良武次日記 上 第一次世界大戦と日本陸軍』(原書房、2020年、共編)、『日記で読む近現代日本政治史』(ミネルヴァ書房、2017年、共著)など。