通巻 | 99・100号 | |
著者 | 軍事史学会編 | |
定価 | 4379円(10%税込) | |
本体 | 3981円(税別) | |
発行日 | 平成2年3月 | |
ISBN | 9784764603011 |
目次
《序》野村実/『軍事史学』100号記念特集号の刊行に当たって
《提言》
栗原健/「歴史における勢い」について
池田清/軍事史学の課題
土谷一郎/100号記念特集号の発刊に思う総論
《総論》義井博
《第一篇 開戦前夜の日本》
三輪公忠/ナショナリズムと国家-日本は特殊か-
野村実/開戦時の昭和天皇と木戸幸一
春川由美子/近衛内閣から東條内閣へ-経済統制の問題点の推移-
片岡徹也/戦争決意に影響した日本陸軍用兵思想の欠陥
鎌田伸一/対米開戦経緯と意思決定モデル
《第二篇 拡大と和平の間-日中戦争-》
R.ディングマン(高橋久志訳)/揚子江の危機-再考パネ一号事件-
森松俊夫/昭和十五年・支那事変年内解決の努力-日・国・共三者の相剋-
桑田悦/戦争限定の成功と挫折-日清戦争と支那事変-
《第三篇 南進の諸相》
E.B.レイノルズ(高橋久志訳)/狡猾なる小国外交-タイと日本の南進-
塩崎弘明/オランダと日英米戦争への道
相澤淳/海軍良識派と南進-海南島進出問題を中心にして-
森瀬晃吉/チャンドラ・ボースのインド独立闘争と日独伊三国同盟-第二次世界大戦と民族解放連動-
《第四篇 モスクワ・ベルリン・東京・セダン》
吉田輝夫/いわゆる「独墺合併」とイギリス
G.クレープス(村井友秀訳)/ドイツ・ポーランド危機(1938~1939年)に対する日本の調停
石原司/ドイツ側戦線から見た奇妙な戦争
守屋純/独ソ戦発生をめぐる謎
戸部良一/独ソ戦の発生と日本陸軍
大木毅/ドイツと「関特演」
A.D.クックス(高橋久志訳)/戦われざる日ソ戦-1941~1942年-
秋野豊/国家危機の外交-第二次世界大戦勃発がら1943年にいたるソ連外交-
《第五篇 真珠湾前後》
糸永新/海軍力のプレゼンスによる対日抑止-合衆国艦隊のハワイ進出をめぐる紛糾-
平間洋一/日本海軍の対米作戦計画-邀撃漸減作戦が大平洋戦争に及ぼした影響-
加藤陽子/戦時経済外交・楽観と暗転-アメリカ互恵通商主義と日本-
山倉明弘/戦時日系米人強制収容への道程
中井晶夫/第二次世界大戦五十周年記念「西ベルリン国際会議」に出席して
波多野澄雄/独ソ不可侵条約と日本・ドイツ-第二次世界大戦五十周年記念「パリ国際会議」に出席して-
杉之尾孝生/二つの公刊戦史『大東亜戦争開戦経緯』
『軍事史学』総目次(庄司潤一郎監修)