通巻 | 167・168号 | |
著者 | 軍事史学会編 | |
定価 | 4400円(10%税込) | |
本体 | 4000円(税別) | |
発行日 | 平成19年3月 | |
ISBN | 9784764603219 |
目次
序高橋久志/PKO―歴史研究の「新領域」―
巻頭言
五百旗頭眞/PKOの史的検証
明石康/『PKOの史的検証』刊行によせて
西元徹也/PKO十五年に思う―今後の国際平和協力活動のために克服すべき課題について―
特別寄稿
サー・マラック・グールディング(等松春夫訳)/冷戦終結前後の国連平和維持活動の展開―私的な回想―
第一篇 国際政治とPKO
臼杵英一/PKOの起源:國際聯盟レティシア委員会(一九三三~三四年)
小川浩之/イギリス・コモンウェルス関係とPKOの成立と変容―パレスティナ・カシミールからコソボ・東ティモールまで―
〈研究ノート〉三須拓也/コンゴ国連軍の影―ハマーショルドの死因についての一仮説―
〈PKO経験者の証言①〉須田道夫/現代 国連PKOの設立・運営をめぐる政治力学―ハイチPKO(MINUSTAH)を一例に―
第二篇 日本とPKO
入江寿大/池田・佐藤政権期の「国際的平和維持活動」参加問題―コンゴー動乱・マレイシア紛争と自衛隊派遣の検討―
村上友章/カンボジアPKOと日本―「平和の定着」政策の原型―
〈PKO経験者の証言②〉渡邊隆/現場の誇り―UNTAC派遣自衛隊指揮官の回想―
〈PKO経験者の証言③〉太田清彦/カンボジアPKOと広報活動
〈PKO経験者の証言④〉小嶋信義/防衛駐在官からみた中東と自衛隊
第三篇 理論と法
青井千由紀/平和の維持から支援へ―ドクトリンから見た平和支援活動の生成と制度化―
〈PKO経験者の証言⑤〉児島健介/海上自衛隊が参加した国際平和協力の法解釈
幡新大実/平和維持軍と国際刑事法―連合王国陸軍軍法会議の事例を踏まえた比較法的考察―
山田哲也/PKOの任務拡大と正統性確保―領域管理を題材とした問題提起―
第四篇 現在から未来へ
斎藤直樹/冷戦後における国連平和維持活動の変容とその改革問題
〈PKO経験者の証言⑥〉佐藤正久/ゴラン高原からイラクへ―一自衛隊指揮官の中東経験―
〈PKO経験者の証言⑦〉川又弘道/東ティモールにおける自衛隊の活動
井上実佳/ソマリア紛争における国連の紛争対応の「教訓」