通巻 | 199・200号 | |
著者 | 軍事史学会編 | |
定価 | 4400円(10%税込) | |
本体 | 4000円(税別) | |
発行日 | 平成27年3月 | |
ISBN | 9784764603417 |
目次
《巻頭言》フィリップ・トウル(河合利修訳)/第一次世界大戦《特集にあたり》黒沢文貴/近現代日本と四つの「開国」
特別寄稿
中井晶夫/第一次世界大戦の問題点
ゲルハルト・ヒルシュフェルト(尾崎修治訳)/第一次世界大戦期のドイツ帝国
フィリップ・トウル(河合利修訳)/イギリスと第一次世界大戦
フォルカー・R・ベルクハーン(鍋谷郁太郎訳)/ アメリカの第一次世界大戦参戦とその第二次世界大戦後への長い影響
ジャン゠ミシェル・ギウ(松沼美穂、末次圭介訳)/ 一九二〇年代における国際連盟とその支援団体―「ジュネーヴ精神」と影響力追求のあいだで―
第一篇 第一次世界大戦研究の現段階―研究動向と考察―
鍋谷郁太郎/ポスト冷戦期ドイツにおける第一次世界大戦史研究
ステファヌ・オードワン゠ルゾー(剣持久木訳)今日のフランスにおける第一次世界大戦
松沼美穂/フランスにおける大戦百周年―その「国民性」と「世界性」および歴史学の役割―
笠原孝太/ソ連・ロシアにおける第一次世界大戦の研究動向
馮青/中国における第一次世界大戦の研究状況
第二篇 第一次世界大戦と海軍
山口悟/ジュトランド論争とビーティー
荒川憲一/通商破壊戦の受容と展開―第一次世界大戦の教訓―
吉田靖之/第一次世界大戦における海上経済戦とRMS Lusitania の撃沈
千田武志/第一次世界大戦後の兵器産業における労働の変様―呉海軍工廠を中心として―
第三篇 第一次世界大戦と陸軍
吉本隆昭/第一次世界大戦におけるヒトラーの戦場体験
葛原和三/第一次世界大戦の「タンク」から見た日本陸軍―陣地戦の兵器か、機動戦の兵器か―
石原豪/日本陸軍の世論対策―第一次世界大戦の影響としての「軍民一致」にむけた宣伝活動―
辻田真佐憲/日本陸軍の思想戦―清水盛明の活動を中心に―
野村佳正/日本の占領地行政―第一次世界大戦の影響―
第四篇 第一次世界大戦の諸相
菅原健志/イギリスの対ドイツ外交 一八九四―一九一四年―協調から対立、そして再び協調へ?―
味岡徹/中国の第一次世界大戦参加問題と国会解散
エドワルド・バールィシェフ/一九一四~一八年の「欧州大戦」と大倉組の「対露時局商売」
井竿富雄/第一次世界大戦による被害に対する追加救恤、一九二九年
小野圭司/第一次世界大戦が我が国の戦争経済思想に与えた影響―中山伊知郎の思想を中心に―
轟孝夫/総力戦時代の哲学―ハイデガーと京都学派―
書評
鍋谷郁太郎/ ジャン゠ジャック・ベッケール、ゲルト・クルマイヒ著、剣持久木・西山暁義訳『仏独共同通史 第一次世界大戦(上下)』
横山久幸/横井勝彦編著『軍縮と武器移転の世界史─「軍縮下の軍拡」はなぜ起きたのか─』