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江戸湾海防史

0332 著者 淺川道夫著
定価 3080円(10%税込)
本体 2800円(税別)
判型 A5判
体裁 上製本・カバー装
発行日 平成22年11月25日
ISBN 9784764603325
ページ数 216頁

幕末の江戸湾海防政策の変遷

幕末日本における江戸湾の海防は、パワーポリティクスを基調とした当時の国際関係の中で、幕藩体制を維持しようとする幕府にとって膝元を西欧列強の脅威から防衛するという、最重要課題の一つだった。
文化七年の本格的な台場建設にはじまり、慶応四年に明治維新を迎えるまで、半世紀以上にわたり続いた幕藩体制下の江戸湾海防の変遷を軍事史の観点から考察する。
 図版五十点以上を所収。

目次

はじめに

Ⅰ.開国前の海防体制
 一、江戸湾の海防計画
 二、会津・白河二藩体制
 三、幕府直轄体制
 四、川越・忍二藩体制
 五、御固四家体制

Ⅱ.開国期の海防体制
一、ペリー来航と湾口防衛の限界
二、内海への防禦体制構築
三、品川台場の構造と防禦力
四、沿岸防衛体制の再編

Ⅲ.幕末動乱期の海防体制
 一、江戸湾防備の強化
 二、浦賀奉行所による洋式砲製造
 三、浦賀奉行所による郷兵取立
 四、終末期の江戸湾海防

おわりに
 (一)海防上の戦略
 (二)台場の築造技術
 (三)火力構成
索引
 人名索引
 事項索引

著者略歴

淺川 道夫(あさかわ みちお)

 博士(学術)、軍事史学会理事・編集委員、日本大学国際関係学部助教。
 昭和35(1960)年、東京に生まれる。
 日本大学大学院法学研究科(日本政治史専攻)博士後期課程満期退学。

主要著書・論文
 ・『お台場―品川台場の設計・構造・機能―』(錦正社、2009年)
 ・平間洋一編『日英交流史3 軍事編』(東京大学出版会、2002年)共著
 ・宮地正人監修『ビジュアルワイド 明治時代館』(小学館、2005年)共著
 ・「江戸湾内海の防衛と品川台場」
  (『軍事史学』第39巻第1号、軍事史学会、2003年6月)
 ・「ペリー来航時の江戸湾防衛について」
  (『政治経済史学』第493号、政治経済史学会、2007年9月)
 ・「品川台場にみる西洋築城技術の影響」
  (『土木史研究 講演集』vol.27、土木学会、2007年6月)

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